外出ついでに雑貨店へ足を踏み入れた。
店内をぐるりとひと通り見て回ったのだけれども、リードディフューザーの多いこと。
リードディフューザーが日本で購入できるようになって5、6年程でしょうか。
リードディフューザーは木製のスティックをボトルに挿し、
木が吸いあげたアロマ液が蒸発する時に香りを空間に広げます。
これは天然素材の自然現象を利用していますので、
電気も火も使わず安全でエコなアロマアイテムです。
ただ、市販されているものはコストパフォーマンスがいまひとつだな、
と感じることがあるのですがいかがでしょう?
と言いますのは、リードディフューザーは簡単にハンドメイドできてしまうので
余程、自分好みの香りやボトルでない限り、私は市販のものには手が伸びません。
今回は、リードディフューザーの簡単レシピと、
意外と見落とされがちな香りのまとわせ方のコツをご紹介します。
過去にも精油を使ったハンドメイドアイテムをご紹介させていただいておりますので、
お手持ちのお気に入りの精油をフレッシュなうちに、
様々な方法で活用させてくださいませ。
|用意するものは?
・無水エタノール
ドラッグストアで購入できます。500mlで800~1,000円ほどで購入できます。無水エタノールはお掃除にも使えるアイテムなので使いきれるかしらといった心配はご無用です。※過去記事にて虫除けスプレーレシピにも登場している無水エタノールは、お掃除アイテムとしても万能です。使い方は、改めてご紹介いたします。
【注意!】無水エタノールは引火性がありますので火気の側で保管しないようにしてください。
・精油
お好きな香りのもの単品でもいいですし、複数の香りをブレンドすることも可能ですし、予めブレンドしてある精油でもOKです。
・空きボトル
口が狭い自分好みの空きボトルをご準備ください。口は広くてもリードディフューザーに使うことはできますが、精油で作ったアロマ液が蒸発しやすいため、できれば口の狭いものの方が良いかと思います。
・リードスティック
雑貨店やホームセンターなどでも見かけますが、ネットで「リードスティック」と検索するとたくさん出てくると思います。お値段は様々ですが、リードスティックは消耗品なのでプチプライスのものでも問題ありません。見た目が可愛いものは竹製、木製、花などの素材なのですが少々香りが広がりにくいこともあるので、心配な方は香りを広げやすいラタンか葦のリードをミックスさせるのも手。可愛さよりも香りの広がりを重視したい方はラタンか葦のリードを選ばれるといいですね。私は竹製、木製のものを使っています。
|作り方は?
(1)無水エタノールを空きボトルの1/3程の高さまで注ぎます。
(2)無水エタノールに精油を垂らします。この時点では少し強めに香るくらいの量を垂らすのがポイントです。お使いになられる精油によって香り方が異なるのですが無水エタノール10mlに精油4~5滴ほどを目安にしてみてくださいませ。
(3)リードスティックを挿し、スティックでボトルの中を混ぜたら出来上がりです。
|お部屋に香りをまとわせるコツは?
(1)使用する場所によって精油で作るアロマ液の量を調節します。
量目安は100ml程であれば洗面所、トイレ、玄関、6畳までの広さのお部屋などに。200~400ml程であれば、8畳ほどまでの広さのお部屋に。10畳以上のリビングなどの大きなお部屋であれば500mlを目安にすると良いでしょう。
(2)リードスティックの本数が多ければ、その分香りも強くなり、香りの広がりも大きくなります。本数はお好みで調節してみてください。アロマ液は本来水の通り道である管を通って香りを蒸発させますが水ではないため、管の中でオイルが詰まってしまうことがあります。香りが薄くなってきたように感じる時は、リードスティックの上下を入れ替えてみてください。オイル詰まりが緩和されて香りが復活します。
いかがでしょう?
材料さえ揃えば「注いで垂らして混ぜるだけ」。
とても簡単ですし、時間も取りません。
だけれども、これだって立派なハンドメイドです。
私は来客があるときは、使わなくなったワイングラスにアロマ液を作り、
ビー玉などを沈めて短めにカットしたリードを挿し、
その日限定のリードディフューザーを作ることもあります。
ビー玉はもちろん、保冷剤で作る消臭剤で使っているものを使います。
これですと口が広くても問題ないですし、短時間で香りもいい塩梅に広がります。
お気に入りの香りとお好きなデザインボトルと、あなたのアイデアで、
世界にひとつだけの、オリジナルリードディフューザーを作って楽しんでみてくださいませ。
関連記事:
画像をお借りしています:https://jp.pinterest.com/