お世話になっている医療機関から、何度目かになる葉書きが届いた。
今年の健康診断の予約が入っていないとのお知らせだ。
病院が苦手である私は、その葉書きを目にするたびに眉間にシワを寄せてしまう。
だけれども、これはとてもありがたいお知らせ。
もちろん医療機関を経営していくための大人の事情も絡んではいるものの、
それでもやはり、見捨てずに何度もお知らせをいただけることはありがたいと思うのです。
そう思えるようになったのは、ここ最近の話なのだけれど。
人は似たような日々を送っているように見えても日々成長していて、
変わることができるものなのかもしれません。
このようなありがたい葉書きが届いたこともありますので、
今回は美容面、健康面、双方の老化の原因を「肝臓」を窓口に覗いてみたいと思います。
「もう見せかけだけの美容や健康は要らない。」
「欲しいのは本物。」
そう感じられている方は、お時間ありましたらお付き合い下さいませ。
私たちの美容面、健康面、双方の老化の原因に、
体内で発生する活性酸素というものがあります。
この活性酸素は体内の至る所で発生するのですけれど、
全体のうちの7割は、「肝臓」で発生しています。
7割も発生しているのであれば、
肝臓を労わるようような生活や肝臓が元気になるようなことを意識することで、
少しくらいの細胞ダメージならば、
パーンッと跳ね返すことができる強い細胞を作ることができるということです。
仕組みは分かったけれど、肝臓って何をしてくれているのだったかしら?
という点もおさらいしておきましょうか。
肝臓は主に、食べた物をエネルギーに変え、
不要な物を体外へ押し出すときに必要になる胆汁を作ったり、
体に摂り込んだものの解毒をしたりしてくれています。
仮に肝臓が弱った場合、肝機能が低下して体内に不要な老廃物が溜まるようになります。
解毒もスムースに行われませんので、体中の細胞が少しずつダメージを受けます。
肌荒れや肥満が例として挙げられていることが多いのですが、
体の土台を脅かすような不良も引き起こされます。
これらの不良を引き起こさない為に活性酸素を撃退する必要があります。
活性酵素を撃退する時に必要になるのは抗酸化作用のある食べ物です。
幸せのレシピ集内でも活性酸素や抗酸化作用のお話は、
視点を変えて何度もご紹介していますので覚えている方もいらっしゃるかと思いますが、
小まめに補給することがポイントです。
抗酸化作用のある食材は色々とありますが、
今回は、長期間保存もできて毎日の食事に簡単にプラスでき、
肝臓を元気にするだけではなく嬉しい効果のプラスαの多いゴマにスポットをあてます。
ゴマの栄養価の高さは皆さんご存知の通り。
あんなにも小さなひと粒の中に、カルシウム、マグネシウム、鉄、
亜鉛、ビタミンB1、食物繊維、銅、マンガン、その他たくさんの栄養がギュッと詰め込まれています。
その中に、ゴマリグナンというものがあります。
これは、血液中では力を発揮しないようなのですが、
肝臓に到達すると抗酸化作用を解き放つそうなのです。
肝臓を助けるためにスタンバイしていると言っても過言ではないような成分です。
体中の活性酸素を取り除く為には、他の食材の力も借りなくてはいけませんが、
全体の7割の活性酸を出している肝臓にダイレクトに届く成分は嬉しいですよね。
ゴマリグナンはその抗酸化作用で、肝臓を元気にし肝機能を改善させるだけではなく、
コレステロールの上昇を抑えたり、高血圧を緩和させたり、
脂質代謝を促したり、二日酔防止や美肌サポートなど多くの効果があるようです。
ゴマ、思っていたよりも頼れる食材だと思いませんか?
ゴマリグナンの中に一番多く含まれている成分がセサミンですので、
サプリメントなどでも手軽に摂取することができます。
ただ、ゴマがお嫌いでなければ、
お食事の時のサラダなどにパラパラと散らすだけでも十分というお手軽さですので食品からいかがですか?
食品から摂ることのメリットは、様々な嬉しい成分も少しずつではあるけれど
しっかりと摂取することができる点です。
年末年始は肝臓に負担をかけてしまいがちですので、
今月は「レスキューフードのゴマをパラパラ」のひと手間でエネルギッシュに過ごしてみませんか?
※一度食べるだけで抗酸化作用が3日続く食材もあります。詳しくは過去記事からどうぞ。
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