足のつま先から身体の芯を通って頭のてっぺんまでキンキンに冷えてしまうのではないかしら、
と思ってしまうくらい気温が低い日でした。
毎日たっぷりのフレッシュサラダで生の酵素を摂るようにしているのですが、
その日は私の身体がそれを受け付けなかったのでしょう、
調理の手が進まないままキッチン内を右往左往しておりました。
いくら身体に良いからといって無理は禁物、
柔軟に、臨機応変に、時にはジャンキーなものだってオッケー。
そう思っている私は、身体の声に従ってフレッシュサラダを止めて
温野菜サラダの準備を始めました。
野菜室を覗き込むと前日に買っておいた白さ際立つカリフラワーが
華やかな存在感を解き放っておりました。
カリフラワーは生でも食べられるお野菜ですが、
アクのようなものもあるので私は軽く茹でたり、少し熱を加える調理法がお気に入り。
少し硬めに茹でたカリフラワーは甘みが増してそれだけでもペロリと食べられてしまいますが、
玉ねぎなどと一緒にピクルスにしても美味しいので、つい手に取ってしまうお野菜です。
このカリフラワーが、美容にもダイエットにも健康にも優れている
隠れ万能選手だということを教えていただいたのは、
美容もダイエットも健康も特に気にせずとも保てるものと無意識に思っていた頃。
当時は、せっかく分けていただいた知識であるにも関わらず活用できずにおりました。
だけれども、月日を経るごとに自分や自分の大切な人の為に使う知識のひとつになりました。
いつ何時、何が役に立つのかは分からないものですね。
いつも足を運んで下さっている方にとっては重複してしまうのですが、
大人になるにつれ、美容だけ、健康だけでは満足いかなくなります。
どうして、そう感じられるのか。
様々なことを丁寧に見渡せるようになると美容と健康は繋がっていて
両方からのアプローチがあってこそ
色んな意味で健やかでいられることに気付くのだと思うのです。
女性であれば「お肌の表面だけではなく、お肌の奥から潤したい」
というようなフレーズを耳にすることがあるかと思いますが、
同じような感覚で「身体を細胞から元気にする」という視点でのボディーケアをはじめてみませんか?
私が食材をご紹介させていただくときは、
細胞を元気にすることに長けているものを意識しています。
今回は、隠れ万能選手であるカリフラワーにフォーカスしますが、
普段からカリフラワーを召し上がっている方は万能具合の確認として、
カリフラワーはあまり口にしないという方は美味しく、楽しくトライするきっかけにしていただけましたら幸いです。
|どんな働きがあるのか、とにかく簡単にサクッとしりたい!
カリフラワーの特徴はビタミンCとカリウムが豊富であること。
その他は特に目立つほど多くの栄養素を含んでいるわけではないのですが、
ビタミンとミネラルを幅広くカバーしているという点は隠れた魅力です。
ビタミンCは加熱しても減ることが無くレモンに引けを取りません。
一般的に具体的な効果として挙げられているのは、
免疫力を上げる、がん予防、むくみを緩和、
動脈硬化予防、血栓予防、脳卒中予防、心臓病予防、高血圧予防・緩和、
便秘予防・解消、肌や粘膜を健やかに保つ、抗酸化作用、
シミ、シワ、たるみといった肌老化の予防、肌荒れ予防などがあります。
血糖値を緩やかに上げる食材でもありますので、
血糖値を気にされている方もおすすめです。
|せっかくなのでカリフラワーの“ちょっといいとこ”もご紹介。
ワサビの辛み成分にはアンチエイジング効果があると聞いたことはありませんか?
アンチエイジング効果は欲しいけれどワサビは苦手、
という方はカリフラワーがおすすめです。
ワサビの場合はアンチエイジング効果の辛み成分がダイレクトに口の中に広がりますが、
カリフラワーは胃や腸の中で消化される時に
アンチエイジング効果のある成分に変化するような性質で含まれています。
ですから、お好きな味付けで召し上がるだけでよいという手軽さです。
お嫌いでなければ、今日はカリフラワーを召し上がって
あなたの細胞にエールを送ってみてはいかがでしょうか。
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