時々、大きなドラッグストアーへ足を運ぶ。
その日は、店に入ると直ぐに一番奥にある目薬の陳列棚を目指した。
陳列棚を前に、どれにしようと固まった。
年々、目薬の種類が増えているような気がしていたのだけれども、
実際に国内の目薬市場は年々拡大しているのだという。
パソコンやスマートフォンが普及し、テレビも大画面のものを選ぶ人が増え、
いつの間にか眼を酷使する生活が当たり前になっている現れなのだろう。
本来であれば眼科で処方していただく目薬の方が効きが良いのだけれど、
目の充血や疲れなどで眼科へ行く方は少ないのが現状。
そうなると、気軽に手軽にドラッグストアーで目薬を購入することになるのだけれど、
気軽に選んでしまいがちな目薬にも目薬選びのコツがあるのだという。
今回のお話コードは「目薬」です。
皆さんは、どのような点を重視して目薬を選ばれていますか。
普段目薬を点される方も、時々点すという方、
これからの季節、お子さんのプールの後に使う目薬を購入する予定がある方、
よろしければ、覗いて行って下さいませ。
実は、私がドラッグストアーへ足を運んだその日。
目薬の前で、しばらく身動きとれぬままでおりましたら、
薬剤師の方が声をかけてくださったのです。
わたくしにとって目薬は必需品で、効果別に3種類ほど市販のものを常備しています。
全て買い足そうと思っておりましたため、手には既に2つの目薬を持っていたのです。
目薬の乱用を心配してくださったのだと思います。
目薬を選ぶ際に気にかけると良いポイントを教えて下さいました。
効果、効能で選ぶ前に、
まずは、防腐剤が入っていない「防腐剤フリー」のものを選ぶと良いのだそう。
雑菌を防ぐために使われている防腐剤ですが、
この防腐剤に対してアレルギーを持っていればダメージを受けることになるのだそう。
できるだけ目の負担にならないものを選ぶということも大切な視点のように感じます。
次に、出来るだけ涙の成分に近い「人工涙液型」と記されたものを選ぶことも目に良いのだそう。
最近は、この手の目薬が多いように感じるのですが、
涙の成分に近く目に優しい目薬というのは、
目の充血を一時的に抑える血管収縮剤や防腐剤
と言ったものが入っていないことが多いこともポイントだということです。
そして、つい、あの症状にも、この症状にも効くと謳われている
オールマイティータイプの目薬はお得な気がしてしまいがちですが、
この点は確認が必要なようです。
目薬を様々な症状に効かせようと思えば、
それだけ多種多様な成分を入れなくてはいけないですし、
そうなると防腐剤などの本来は必要なかった成分も入れなくてはいけません。
目に余計な刺激を与えずに、その時の症状をしっかりと改善するためには、
成分表示が少なく、症状が絞られている目薬を選ぶ方が改善が早く目にも優しいのだそう。
いかがでしょう。
種類豊富な目薬を前にすると、
耳慣れたものや、たくさんの効果、効能をもつものに手が伸びがちですが、
目に優しい目薬はどれなのか。
ご自分やご家族の症状に合う目薬はどれなのか。
次に目薬を購入する際には改めて確認してみてはいかがでしょうか。