皆さんのご自宅には電気ケトル、ありますでしょうか。
数分でお湯が沸いてしまう優れものゆえ、ティータイムの時だけではなく、お料理を作る際の時短アイテムとして利用している方も多いのではないでしょうか。
先日、その電気ケトルの話題が飛び出したのです。
始めはデザインや性能などの話だったのですが、次第にケトル内の汚れへと移っておりました。
この時に、各々が発する汚れの色が異なっていたのです。
皆さんの、ご家庭の電気ケトルの汚れは何色でしょうか。
今回は、そのようなお話を少し。と思っております。
お時間がありましたら、ケトル内の汚れの色を思い出しつつお付き合いくださいませ。
|汚れのタイプは?
汚れのタイプを大きく分けると、
白い汚れ、青緑色の汚れ、茶色/赤色/赤茶色の3タイプに分かれます。
【白い汚れ】
一番多いケースは、この白い汚れではないでしょうか。
これは、水道水やミネラルウォーターに含まれている
マグネシウムなどのミネラルが結晶化して出来ていますので、
浴室内の鏡やシンク周りに付く白くてザラッとしたものと同じです。
お手入れをしてもすぐに白い結晶ができる場合は、
使用されているお水には豊富なミネラルが含まれていて体に嬉しい反面、
汚れの原因にもなっています。
【青緑色の汚れ】
次に青緑色の汚れは、銅に付着する錆びの場合がほとんどです。
損傷による錆びではなく、人体にも害はありませんので
丁寧に青緑色の汚れを落としましょう。
【茶色/赤色/赤茶色の汚れ】
そして、注意が必要なのは、茶色い汚れや赤茶色の汚れです。
このタイプの汚れが多い場合は、
水道水を使用されていることが多いのではないでしょうか。
これは、水道水に含まれている不純物が加熱されケトル内の壁に付着している状態です。
少量であれば人体に悪影響は無いと言われていますが、
色が濃くなってきた場合は、ケトル内に損傷があり錆びつき始めた可能性があるといいます。
このような状態になっているようであれば、
ケトルの買い替えのタイミングのようです。
|ケトル内は何を使って洗う?
ご自宅の電気ケトルの汚れの原因と傾向をチェックしていただけましたでしょうか。
電気ケトル内の汚れを落とすための洗浄剤は薬局やスーパーなどでも購入できますが、
ケトル専用の薬剤を購入しなくても、クエン酸やお酢があれば十分です。
汚れを落とす際には、薬剤を購入する前に汚れの性質をチェックしてみるとよいのではないかと思います。
今回の電気ケトル内の汚れのもとは結晶化したミネラルです。
ミネラルはアルカリ性ですので酸性のもので取り除くことができます。
私は、自宅に常備する洗剤類を増やしたくないこともあり、様々な用途があるクエン酸を一袋購入しておきます。
もちろん、この時に購入するのは食品衛生上、人体に無害であるものを選びます。
こうしておくと、安心して安全に様々なことに使用することができます。
うっかりクエン酸を切らしてしまった時には穀物酢を使用します。
最近は、甘味料などを添加した調味された便利なお酢を
お料理に利用される方もいらっしゃるかと思います。
ケトル内のお掃除に使用できるのは、甘味料やお酢以外の調味料が含まれていないものですので、クエン酸の代用にお酢を使用される際にはご注意ください。
|ケトル内をクエン酸(お酢)で洗う方法
ケトル内にたっぷりのお水と、カレースプーン1杯~1杯半ほどのクエン酸を入れ、
普段通り、沸騰させます。
※お酢を使用する場合は、カレースプーン3杯ほどを入れます。
3時間程置いた後、お湯を捨てます。
ケトルの内側を水で湿らせた柔らかいスポンジで優しく撫でるようにして汚れを取り除きます。
この時に、うっかりケトル内を傷付けてしまうことがありますので、
くれぐれも優しく丁寧に、がポイントです。
お酢を使われた場合は、少しだけお酢の香りが残ってしまうことがありますので、
お掃除後に2回程、お水を沸騰させて香りを飛ばすとよいかと思います。
ケトル内のお掃除は2~3か月に1度ほどで良いと言われておりますが、ミネラルの結晶化は、なかなか厄介な汚れかと思います。
ケトルの使用頻度が高い方は、ケトルの錆び付きを防ぐためにも、気持ち早めにお掃除してみてはいかがでしょうか。
そして、是非、ピカピカのケトルで沸かしたお湯でお好きな飲み物を用意して、ほっと一息、日頃の疲れを取り除いてませ。
今日も、あなたが一息できる瞬間がありますように☆彡
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