ある日の会食で睡眠不足は女性の敵だという話題が上がった。
正確には「睡眠不足は女性の脳にとって敵」という話題。
睡眠不足は美容面、健康面の双方にダメージを与えるというのは周知のことなのだけれども、
それだけではなく、女性は男性よりも脳を休めなくてはいけないのだと言う。
これは数年前にアメリカのとある大学の博士を筆頭にチームが組まれ、
男性の脳と女性の脳を比較した際、
より多く休ませる必要がある脳は、どちらの脳なのかという研究結果からきている。
男性と女性は、脳の使い方が異なっている。
男性の脳は、ひとつのことに集中することに力を発揮し、
女性の脳は、同時に複数の事をこなすマルチタスクに力を発揮する。
例えば、ご飯の用意をしながら洗い物もし、
小さなお子さんがいらっしゃる方はお子さんのことにも目を配り、
その合間に、お洗濯ものにも意識を向けながら
翌日のことを脳内で確認する、という具合に。
このように、四六時中、脳がマルチタスクに動いている女性の方が、
脳に疲労が溜まりやすく、回復するのに時間がかかるため、
男性よりも、こまめな休息や、しっかりとした睡眠を必要なのだそう。
仮に、知らぬ間に脳を酷使し続けている女性の睡眠が不足し続けたならどうなるのか。
研究結果では、イライラしやすくなったり、
心臓や脳、精神面など様々な不調を引き起こす可能性があると言われている。
男性も忙しさから睡眠不足になることがあるけれど、
男性の場合は女性と同じような不調は起きないということも判っているようだ。
このような研究結果が発表されると、
頑張っている、頑張っていないといった点に意識が集中してしまうけれど、
男性も常日頃、脳をフル回転させながら頑張っているはず。
この研究結果は、そのような話ではなく、
脳の使い方には、これ程の違いがあり、
その違いによって身体に出る反応にも違いがあるということだ。
そして、この違いを互いに知っておくと、
自分を労わったり、大切な方を労わる際のポイントになるような気もするのだ。
ショートスリーパー、ロングスリーパーがいるように、
適した睡眠時間というのは個々によるのだけれど、
研究チームを率いていた博士は、
睡眠不足によるこれらの疾患に悩まされている女性には、
90分以内のお昼寝を推奨しているのだそう。
お昼寝をすることで脳が休み、機能が回復するからだ。
もちろん、男性であってもマルチタスクに様々なことをこなしている方は、
休息や睡眠をしっかりと取り、意識して脳を休めた方が良いそうだ。
仕事や日常の様々をこなす日々。
そして、ほっと一息つく際にも、テレビやパソコン、タブレット、スマートフォンを眺め
脳は息つく暇もなく働いている。
たまには、それらを意識して手放し、
お昼寝をしてみたり、緑を眺めたり、目を閉じて深呼吸をしてみたり、
揺れるキャンドルの炎を眺めて見るなどして、
身体だけではなく、脳を休ませてみてもよいのではないだろうか。
女性は自分のことは二の次になりがちな上に、
無意識に複数のことを脳内で気にかけていたりするもの。
身体だけではなく脳を休ませることも大切なこと。
まだまだ夏は続きます。
自分自身のエネルギーが枯渇しないように脳も休ませてあげて下さいませ。
今日も、ここへ足を運んで下さった皆さんが笑顔でありますように☆彡
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