ランチタイムの過ごし方や充実度、重要度は人それぞれだけれども、
午後からの家事や仕事などを「よし、頑張ろう」とどれくらい思えるか。
これは、ランチタイムの充実度が大なり小なり関係しているように感じます。
時間が無く慌ただしいランチタイムだったとしても、
デザートに好物のクッキーを1枚口にできただけで頑張れることもありますし、
久しぶりに食べたコンビニのおにぎりが想像以上に美味しくて
自分でも、あれ?と思うくらい満足度が上がることだってあるものです。
きっと自分の気持ちを上手に切り替えて、
その限られた時間を思いっきり味わうことができれば、
時間の長さ、短さは、私たちが思う程重要ではないのかもしれないですね。
過ごした時間の長さではなく、過ごした時間の深さだと言われることがあるように。
ただ、時々。
美味しいランチタイムを過ごして、「よし、午後も頑張ろう」とやる気に満ち溢れているのに、
その気持ちに反して、どうしようもないくらいの睡魔に襲われることはないでしょうか。
実は、この睡魔にはちょっとしたカラクリがあります。
今回は、そのようなお話を簡単に。と思っております。
お時間がありましたら、ちらり覗いて行ってくださいませ。
食後に表れる強い眠気の多くは血糖値の変化によって起きているといいます。
食事をして血糖値が上がりますと、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。
このインスリンは、食事から摂取した糖質を体内に取り込み、
血糖値を下げる役割を担っています。
この仕組み自体は正常なものですので問題ないのですが、
食事内容によって血糖値が緩やかに上がる場合と急激に上がる場合があります。
後者の場合、体は急激に上がった血糖値を急いで下げようとしてインスリンを大量に分泌します。
そうしますと、体内では血糖値が急激に上がり、急激に下がる。
という激しい変化が起きています。
この状態は、一時的なものではあるものの低血糖という状態を招きます。
低血糖というのは、血液中のブドウ糖が不足している状態で、
ブドウ糖は脳のガソリンのようなものです。
ガソリンが不足するわけですから、体は脳を休ませようとして眠くなります。
これが睡魔の仕組みです。
では、何を食べると、このような一連の流れが起こるのか。
それは、炭水化物メニューです。
ここで注意したいのは、炭水化物がダメということではなく、
食事全体を見た時に炭水化物の割合が多い状態に注意が必要ということです。
炭水化物=悪ではありませんし、私たちの体にとって必要な栄養素だということを、お忘れなく。
炭水化物メニューと言っても様々ですが、
例えば、男性であればラーメンと炒飯のセットだったり、
女性であればパスタランチだったり、
ダイエット中だからといって、おにぎりだけを食べていたり。
おうどんやカレーライス、コロッケパンや焼きそばパン、サンドウィッチなどもそうですね。
簡単に思い浮かべただけでも、色々と出てくるかと思います。
もし、このようなメニューを召し上がる際には、
サラダを足したり、お野菜をトッピングしたり、
お味噌汁や野菜スープを足したり、ヨーグルトを足すなど、
糖質ではなくタンパク質やお野菜の割合を意識してみましょう。
更に余裕があれば、お野菜から食べて血糖値が急激に上がらないように先手を打っても良いと思います。
もし、今日は午後に大切な用事がある。
サクサクと家事や仕事を片付けなくてはいけない。
会議や商談がある。
そのような理由で睡魔が来ては困る日のランチには、
炭水化物の量を普段よりも抑えたメニューを意識してみてはいかがでしょうか。
また、体質によって炭水化物の中でも、
普段よりも強い睡魔がくるメニューなどもあるかと思いますので、
炭水化物が多めのメニューを召し上がった際には、
ご自分の体の変化をセルフチェックしてみてくださいませ。
ここぞという時に自分本来の力を存分に発揮するためのコツとして、
あなたの知識ボックスの片隅に忍ばせていただけましたら幸いです。
本日も、慌てず、焦らず、口角をキュッと上げてまいりましょうね☆彡