先日、災害時や緊急時用に準備している備蓄品の整理をしたのだけれど、
その中に、普段自分で購入することのないガムが入っていた。
災害時は、お口の中の健康が体の健康にも繋がると言われていることから、
歯磨きの代わりになるようにと市販の災害セットに含まれていたものだ。
私は、歯ブラシ以外にも様々なシーンで殺菌効果を発揮してくれる
メディカルハニーとも呼ばれているマヌカハニーを備蓄品に加えていることもあり、
賞味期限も消費期限にも余裕があったけれど、
作業中の口寂しさからガムの封を切ると、口の中に一粒、放り込んだ。
子どもから大人まで美味しく食べられると書かれている通り、
ミントが強すぎることも、甘さが強すぎることもない程よいお味のガムだった。
噛むことで唾液が出るので、
ガムように噛むことができるものを加えておくのも良いのかもしれない。と、
普段ガムを口にしない私は、そのようなことに気づかされつつ、
最近読んだ外国の古い記事のことを思い出した。
ガムと言えば、日本ではガムを噛むことで顎が鍛えられて小顔効果が期待できると言われ、
女性の間で流行ったこともあったけれど、
噛むことで、脳の血流が良くなり、脳を活性化させ、集中力が上がると言われている。
集中力を求めることを目的としてガムを噛んでいる方も多いけれど、
海外では、「ガムを噛むと脳が混乱する現象が起こることもある」という研究結果が発表され、
密かに注目されているのだとか。
研究によると、ガムを噛みながら複数のことを暗記しようとした場合、
脳が混乱し、暗記しようとしていた事柄の中から何かを忘れてしまうことがあるという。
この研究のために行われた実験は、ガムを噛みながら数字や言葉の羅列を覚える。
というものだったようなのだけれども、
実験に参加した人たちは、その中のいくつかを見落したのだとか。
これまで行われてきた「噛む」という行為が「脳」に与える影響の研究では、
単純な数字や記憶を引っ張り出す際には、ガムを噛むことが効果的だとされてきたけれど、
何かを覚えることには不向きだとも考えられるというのだ。
このような研究は国内外で続けられているため、
そのうち、もっと正確な事実がお披露目されるのかもしれない。
ただワタクシ、このような記事を読んで思ったことがある。
私のように数字を覚えることが苦手な人は、ガムを噛んでいても、噛んでいなくても、
その記憶力に大差はないように思うのだけれども……と。
それよりも、ガムの甘さに使われていることが多い合成甘味料。
これは大量に摂取すると人によってはお腹がゆるくなることがある。
集中力を要する大切な場面では、
お腹がゆるくならないようにすることの方が大切なのでは、とも。
ガムを噛みながらそのようなことを思う私の脳は、良くも悪くもマイペースだ。
集中力欲しさにガムに手を伸ばす際には、色んな意味で程々に。
関連リンク:https://gizmodo.com/tag/science
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