夏の扉が閉じかけ、少しずつ開き始めた秋の扉へと向かう今日この頃、
私たちの身体は、「夏の疲れや、夏に受けたダメージをケアして欲しい」
というサインを出すことがあります。
どの部分に、どのような状態で現れるかは十人十色ではありますが、
何となく、お肌や体調が揺らいでいるように感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
季節が完全に切り替わってしまう前に、
身体に残っている夏の疲れやダメージに対するケアを体の内側から行ってみませんか。
今回は、季節の変わり目に最適なレスキューメニュー、
「お粥」にフォーカスしてみたいと思っております。
お粥は体調を崩してしまったときに食べるイメージが強いのですが、
アレンジの幅が広く、楽しみ方が豊富な上に、
私たちのお肌や体調の揺らぎを整えることができるメニューです。
禅の教えの中に「粥有十利(しゅうゆうじゅうり)」という言葉があるのですが、
これは、その文字のとおり、お粥には10個の嬉しい効果、利点、効能があるという意味です。
その、お粥を食べることで得られる嬉しい効果として挙げられておりますのは、
「お肌に艶を出し顔色をよくする」、「気力、やる気が増す」、「寿命を延ばす」、
「お粥は、たっぷり食べても食べ過ぎにならないため、体への負担がない」、
「血の巡りがよくなり頭も冴えるため、言葉がすらすらと出てくる」、
「腸内環境を整え、便秘解消、便秘予防によい」、「風邪を予防する」、
「お腹を満たしてくれる」、「喉を潤す」、「胸やけすることがない」といった効果です。
「禅」や「粥有十利(しゅうゆうじゅうり)」という言葉を出してしまいますと、
少々堅苦しく感じることもあるかと思いますが、
簡単に言うならば、先人たちも、お粥のメリットを感じており、
このような言葉で語り継いできたということかと思います。
身体の疲れや肌荒れの原因には、
胃腸の疲労や、血液やリンパの巡りが滞っていることなどが含まれています。
お粥は消化が良いため胃腸に負担をかけませんし、
身体の芯から温めて血液やリンパの巡りを良くしてくれます。
体温が上がれば免疫力も上がりますし、
つい不足してしまいがちな水分も同時に補給することができます。
このように、身体の機能を土台から整えますと、
美容と健康の両方のコンディションが整い、身体に嬉しい連鎖が起こります。
最近では、お粥専門店も増えてきておりますし、レトルトのお粥も豊富ですが、
自宅で自分好みのお粥を作ってみるのも楽しいのではないでしょうか。
お好きな薬味を準備して定番のお粥を様々なお味で楽しむのも良いですし、
好みのの具材を用意し中華スープで作る中華粥、
コンソメスープやミルクなどを使って洋風粥なども良いですね。
わたくし、柊希がおすすめするのは、トッピングにスプラウトを使うこと。
以前、お話させていただいたことがありますので、
記憶に残っている方もいらっしゃるかと思いますが、
スプラウトは、一度食べるだけで嬉しい効果が3日間続くと言われているレスキューフードです。
彩りと様々な効果を兼ねられるスプラウトをトッピングして、
一石二鳥以上の様々な効果を欲張ってみるのも良いと思うのです。
今の私たちは、ありがたいことに栄養過多の生活を送っております。
摂ることも、もちろん大切なことで必要なことですが、
時々、ココロとカラダを内側から休ませてみることも必要ではないかしら、
と思うのですが、いかがでしょうか。
栄養や効果をざっくりと確認できたなら、あとは、楽しく、美味しく召し上がれ。
今日も、皆さんと皆さんの大切な方々が、まあるい笑顔でありますように☆彡
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