気が早いのだけれども、私は9月末辺りから翌年の手帳の準備に入る。
友人たちに話すと、まだ手帳が出揃っていないでしょと笑われるけれど、
私が愛用しているのはシステム手帳なので、出揃うタイミングを待つ必要がない。
愛用している数種類のレフィルを買い込み、
空いた時間に好きな飲み物と音楽を楽しみながら
自分仕様にページを組み替えたり、付け足したりといったカスタマイズを施し、
使い始めの準備を少しずつ進めるのだ。
その間、今年をどう締めくくろうかとか、来年はどのような年にしようかとか、
そう言えば、あの子に連絡をしなくちゃとか、
手帳の中に、こういうページを作っておこうかしらとか、
あ、こんなこと閃いちゃった、と、様々なことに想いを巡らせる、自由なワタシジカンだ。
本日のタイトルにあるバレットジャーナル(Bullet Journal)というのは、
自分好みの、自分の為の手帳を作る術や、そのようなことができる手帳のこと。
もっと簡単に言うならば、
1冊のノートを自分だけのオリジナル手帳に作り変えてしまうこと、
と言えばイメージしやすいでしょうか。
ここ数年、海外でも人気があることから
日本にもバレットジャーナルという言葉が定着しつつあり、
SNS上でも国内外を問わず、素敵なバレットジャーナルを披露している方も多くみかけます。
カレンダーの形も、サイズも、スペースも、使うアイコンも全て自由。
既製品の手帳には、不要な欄やスペースがあり、使い難いと感じていた方は、
その部分を省いたようなものを作ればよく、
ひと月使って使い勝手が悪かったならば、
翌月は、より自分好みに作り変えればいいという自由度の高い手帳術。
メモスペースが大量に必要な時も、それ程使わない時も、
ページやスペースが無駄にならない点や、
こういうページがあれば便利だという閃きを直ぐに形にできる点も
人気のひとつかもしれない。
予めスペースが決められていると、その項目を埋めなくてはという意識が働き、
手帳に苦手意識を感じてしまう人も
バレットジャーナルであれば気負わずに使えるため、はまる人も多い。
私は、自分の癖として無地の余白ページが大量に必要になり、
記したものをファイルなどへ移動させることなども多いため、
ノートではなくシステム手帳を使用している。
さらに、カレンダーを真っ新なノートに毎月書き込むことが面倒で、
日付だけでなく、その他の細かな情報も欲しいため、
年間カレンダーや月間カレンダー、週間カレンダーなどは
既存のもののなから自分の用途にあったものを使用し、
それを組み替えたり、手を加えることで、今の自分に必要な手帳のベースを作っている。
私の手帳術には、ズボラさがチラ見えしているけれど、
これも、お手軽バレットジャーナルと呼んでもいいのではないかしら、と思っている。
手帳機能だけでなく、自分の目標や嬉しかったこと、気になったことなどを書き記しておくと、
自然と頭の中が整理され、自分のことも知ることができ、
自分が向かいたい少し先の未来が自ずと見えてくるような気もしている。
初めは、既に自分流を見つけている人のバレットジャーナルを見て、
気後れしてしまうこともあるかもしれないけれど、
一番大切なのは、今の自分にとって必要なものを、自分が使いやすいように使うこと。
月間カレンダーと、1週間分のやる事リストだけでも問題ないということです。
余裕ができてきたら、1週間のうちにしたい事や小さな目標を書いてみるのも良いですし、家計簿を付けている方は家計簿ページをセットにしてもいいですし、
自分にとっての、あったらいいなページを増やすのも楽しいでしょうね。
日々に追われるのではなく、日々を作るきっかけに、
自分の少し先の未来をクリエイトするきっかけに、
バレットジャーナル、いかがでしょうか。
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