先日、『ヒバクシャ国際署名』というものを目にしました。
私は頭の中で勝手に核兵器廃絶のための署名だと置き換えて、
「あ、あれのことね」と思ったのです。
だけれども、それならば、このタイミングでヒバクシャ国際署名と言い換えなくてもいいのでは?
そのように感じたことをきっかけに、どのようなものなのか、のぞいてみることにしたのです。
ヒバクシャ国際署名ってなあに?
そう思われた方は、この機会にワタクシ柊希と一緒に、知ってみませんか。
今回は、このようなお話を少し、と思っております。
まず、これまでも私たちの身近なところにあった『核兵器廃絶のための署名』と、
『ヒバクシャ国際署名』の違いは何なのか。
これは、2016年4月の時点で平均年齢が80歳を超えた
広島、長崎の被爆者の方々自らが発案されたものなのですが、
「後世の人びとが生き地獄を体験しないように、
(被爆者である自分たちが)生きている間に
何としても核兵器のない世界を実現したい。」という思いのもと始まった国際署名活動です。
そして、これに賛同する個人や団体は、
自由にそれぞれの条件を生かして署名に参加することができます。
核兵器廃絶の実現を目指すだけでなく、
個々の目の前にある暮らしを大切にしながら、
自由に参加できるようなスタイルになっているところに、
被爆者の方々の様々な想いや考え、未来に対する深い愛情が見て取れるように感じます。
未来も大切だけれども今を大切にできなければ、その未来はないですし、
今できることを大切にすることが未来をつくると言われているような……。
どのようなことにも、経験者にしか分からない、
経験したからこそ分かること、というものがあります。
そして、未経験者は、経験者がいるからこそ知れることもあって、
実際には経験していなくても、それをきっかけに考えたり、動いたりすることができます。
何をどう感じて、何をどう自分の未来に生かすのかは個々に委ねられていますが、
このような活動の存在を知ることを通して、
世の中に対して自分なりに何かしらを感じる時間があってもいいのでは、
と思うのですが、いかがでしょうか。
この署名は2020年までに一人一回のみ行うことができ、
集まった署名は、2020年まで毎年、
核兵器禁止条約が議論されている国連総会に届けられるとのことです。
※注意書きにも記載してありますが、Change.orgは個人情報を厳重に扱いますとのこと。そして、賛同すること(署名すること)で、利用規約とプライバシーポリシーに合意したとみなされ、アカウント作成とメルマガ登録が行われます。メルマガは、サイト内のマイページから配信解除が可能です。アカウントを削除することも可能ですが、その場合、署名は取り消されます。
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