今夜は今月2回目の満月が見ることができます。
満月というだけではなく、今年注目されている天体ショーのひとつでもある「皆既月食」が起こることもあり、
様々な媒体で取り上げられているのを見聞きしたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今夜の皆既月食は、お天気が良く満月を見ることができる環境下であれば
日本のどこからでも一部始終を観測することができ、
日本で観測できる皆既月食としては、2015年4月以来ということですので、約3年ぶりです。
月食とは、月が地球の影に入りこんで、満月なのに暗くなったり、
欠けているように見えたりする現象のことなのですが、
今回の皆既月食は、月全体が地球の影に完全に入ってしまう状態です。
これが、月の一部分のみが地球の影に入る場合は部分月食と呼ばれます。
今夜、夜空で起こる皆既月食ですが、
満月であるにも関わらず月は仄暗い赤色に染まります。
こっくりとした蜂蜜が滴り落ちるような満月も、青白く輝く満月も美しいけれど、
この仄暗い赤色の月も幻想的です。
ここで、あれ?赤い月なの?青じゃないの?と思われた方もいらっしゃるかと思います。
今夜の月はブルームーンとも呼ばれてもいますものね。
時々耳にするブルームーン、これは青い月を意味しているのではないことをご存知でしょうか。
満月は毎月1度というサイクルが多いのですが、
時々、ひと月に2度、満月を見ることができることがあります。
英語では、「滅多にない、滅多にしない」という意味を表す言葉に「once in a blue moon」というものがあります。
この言葉がいつの間にか、
滅多に見ることが出来ないブルームーンを見ることができたら幸せになることができる、
と言われるようになり、
ひと月のうちに2度現れる満月のうち、2度目の満月をブルームーンと呼び、
1度目の月と2度目の月を両方見ることができたら幸せになる、
ブルームーンは幸運の月、と言って大切にする言い伝えが様々な土地に残されています。
ですから、ブルームーンと呼ばれているからと言って、
青い月が夜空に浮かぶわけではないのです。
と言われてはおりますが、
限りなくゼロに等しいほどの確立で青い月が見えたこともあったとか、なかったとか。
このような出来事から、先ほどお話した「once in a blue moon」という言葉ができたという話も。
今夜の満月は今月2度目のブルームーンです。
そこに皆既月食が重なることで、
仄暗い赤色をしたスーパーブルーブラッドムーンというスペシャルな満月が空に浮かびます。
前回のスーパーブルーブラッドムーンは150年前と言われており、
次に今回と同じ条件のスーパーブルーブラッドムーンを見ることができるのは19年後。
19年後の自分がどうなっているのかを想像するのは難しいけれど、
夜空を見上げられるくらいの心の余裕を持っていられたら、
きっとその時の日々は温かくて幸せなものであるような気がします。
流れ星を見つけるよりも簡単に見ることができる今夜のスーパーブルーブラッドムーンは肉眼で楽しむことができます。
あなたも是非、スーパーブルーブラッドムーンに願いを込めてみてはいかがでしょうか。
今宵、あなたが見上げる空が、
あなたにハッピーを運んできてくれますように☆彡
※「once in a blue moon」のスペルに打ち間違いがありました。現在は訂正してあります。ご指摘いただいたaaa様、ありがとうございました。
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