心身共にウキウキするような、ソワソワするような春。
そろそろ、カラダにも春スイッチを入れたいところだと思うのですが、
冬の間に体内に溜め込んでしまった、今の自分に不要なものは、
カラダの中からサクッと手放して心身共に軽やかに春を満喫しましょ。
今回は、先日私の周りでやはり地味に効くという声が多かった
“つま先立ち”をシェアさせていただこうかと思っております。
季節の変わり目、特に春は、ものごとが一斉に動き出すタイミングですので、
ゆっくりとでジムに通ったり、ウォーキングをしたりというところまで
時間や気持ちを割くことができないことも多いもの。
だけれども、徐々に薄着になるタイミングでもあるため、
冬の間は気付かなかった自分のプロポーションに対して感じることも出てきます。
このような時には、何かのついでに行う“つま先立ち”を取り入れてみませんか。
まずは、お時間がありましたら実際に、
姿勢を正した状態でつま先立ちをして、その状態をキープしてみてくださいませ。
思っていたよりも不安定だと感じた方は、つま先立ちで良い効果が期待できるかと思います。
次に、つま先立ちの動作を確認しましょう。
とても簡単な動作ですが、丁寧に行うことが重要になってきますので、しっかりと確認してください。
【1】両足を肩幅ほどに開いて立ちます。座った状態でつま先立ちをしたい方は、椅子に座った状態で膝を直角にし、足の裏をしっかりと床につけます。
【2】【1】の状態から姿勢を正し、下腹辺りを意識しながら、踵を天井へ向かって引き上げるようなイメージでゆっくりと上げます。正しい姿勢でつま先立ちをすると、腹筋をはじめとする必要な場所に必要な力が自然に入ります。
【3】【2】の状態を15秒から20秒ほどキープして、ゆっくりかかとを下げます。これを10回ほど繰り返します。回数はひとつの目安であって、回数をこなすことよりも焦らずゆっくりと丁寧に行う方がカラダに変化が現れるますので、何かのついでの限られた時間の間だけは丁寧に行うという意識で良いかと思います。
【スペシャル】【1】~【3】の動作に慣れて馴染んできたら、踵を上げる時間や回数を増やしたり、踵を上げ下げする動作を加えるなどすると効果を上げることができますので、自分の体と相談して調節してみてください。
つま先立ちは、運動が苦手だという方や、思う様に体を動かせないとき、
自由な時間に限りがある場合でも行うことができます。
例えば、歯磨きをしながら、キッチンでお野菜を炒めながら、
立ち上がったときや、お化粧室へ入ったときに少しだけ、
お風呂上りに髪の毛を乾かす間だけ、という具合に。
そして、この簡単な動作はダイエットや美脚、
ヒップアップやお腹まわりの引き締め効果といった外見的な部分だけでなく、
浮腫み改善、新陳代謝アップ、血流改善に冷え性や便秘の改善といった、
体内環境の改善効果も同時に期待できると言われています。
どうして、このような効果が期待できるのかと言いますと、
人それぞれ体形がことなるため消費カロリーなどは異なりますが、
正しい姿勢でつま先立ちを安定させるためには、
お腹や背中、ヒップ、ふくらはぎから太ももにかけての脚全体の筋肉を使う必要があります。
小まめにつま先立ちをすると、自然に必要な箇所に力が入り、
少しずつではありますが筋肉が鍛えられ、
歩くときと同等のカロリー消費が期待できるそう。
もちろん、短期集中ダイエットにターゲットを絞ったウォーキングほどの消費カロリーではないのですが、
できることを続けられる程度に暮らしにトッピングして習慣化してしまうと、
カラダは何かしらの変化を見せてくれるかと思います。
子どもたち程、動き回ることができない大人は、時間を上手に使いつつ、
子どもたちに負けないくらい欲張ってまいりましょ。
何かしらのキッカケにしていただけましたら幸いです。