愛用しているボールペンのインクが切れ、替え芯を求めて売り場を目指した。
いつもの買い置きの量では、そう長くはもたないことが分かり、
今回は、いつもよりも多い量の替え芯を購入することにした。
深い青色をしたそれを手に取り本数を数える。
10本もあれば2、3か月はもつだろうか、そのようなことを思いながら
深い青色に合う、赤色替わりのマゼンタピンクも1本買い足しておくことにした。
色は人々の様々な感覚を刺激しているのだけれど、
中でも青色は、幸せホルモンという名で注目されているセロトニンの分泌を促す色だと言われている。
そして、老若男女問わず人は、青色を認識するとセロトニンの分泌量が増えるという。
セロトニンは、私たちの体内時計を調節する役割を担っているメラトニンというホルモンを作っているのだけれど、
セロトニンが不足することで、このメラトニンの生産量が減ってしまうと、
私たちは体調が不安定になり、寝つきが悪くなり、深い眠りにつくことができずに睡眠不足になり、
イライラや、落ち込み、神経がピリピリして緊張状態が続くことがあるのだそう。
このような状態を少しでも緩和させる手段のひとつとして、
「青色」を視界に入れる機会を増やしてセロトニンを増やすというものがある。
特別に何かをしないといけないわけではなく、身近なところに青いもの置いたり、
使ったり、眺めたりするだけで良いため、生活の中に取り入れやすい方法として挙げられている。
人間は、ストレスを感じたり、興奮しているときなどには、
ノルアドレナリンという物質が出ているそうなのだけれども、
青色を視界に取り込む機会が増えれば、幸せホルモンの分泌が盛んになり、
ノルアドレナリンが適量に調整されることによって、イライラや落ち込み、神経がピリピリする緊張状態などが和らぎ、ストレスが減り、穏やかな眠りにつくことができるのだ。
眠ることができれば、朝の目覚めも良くなり、朝からしっかりと幸せホルモンが分泌され、
心身に良いホルモン分泌の流れに乗ることができる。
更に、自分の意志ではどうすることもできないような呼吸機能や体温調節、
新陳代謝、内臓の働きの多くに自律神経が関わっているのだけれど、
幸せホルモンは、この自律神経にも嬉しい効果をもたらしている。
自律神経が正常に働けば体内機能がしっかりと動き、
肩こりや目の疲れ、冷え性、その他の小さな不調や違和感といったものが徐々に緩和し、
健康や美容を維持するベースが出来上がる。という仕組み。
幸せホルモンであるセロトニンの分泌を促す方法は、過去にもご紹介させていただいておりますが、
運動、食事以外にも「青色ペン」を使うという方法もあるのです。
私は、セロトニンを分泌させようと意識して青いペンを使いはじめた訳ではなく、
手帳やノートにびっしりと文字を詰め込んでしまうため、
黒文字よりも青文字の方が見返したときに威圧感が少ないと感じたことがきっかけで使い始めました。
可能な限り、相手に失礼にならない限り、使うペンの色は専ら深い青色です。
そうなりますと、一般的な赤色ペンでは色のバランスがいまひとつ……。
と感じるようになり、深い青色に合った深い色みのピンク、マゼンタを赤色ペン替わりに愛用中です。
私の体内でどれほどのセロトニンが分泌されているのか知る術はないのですが、
黒色よりも威圧感が少ないと感じられている(=癒されている)ところを見ると、
それなりに効果は出ているのではないかと、感じております。
日本の文房具は諸外国のそれと比較すると非常に充実しています。
ボールペンを新調する機会があったり、
ご自宅の引き出しの奥に眠っている青いボールペンがあったり、
家族や同僚、友人間でのメモのやり取りの機会がありましたら、
青いボールペンで気分転換しながら双方の幸せホルモンを分泌させてみてはいかがでしょうか。