お土産で頂いていたハーブティーをテーブルに広げた。
そして、何でもまずは広げてみる自分の癖に気が付いた。
別に箱の中をチラッチラッと覗くようにしてフレーバーを確認することもできるのだけれど、多分、このちょっとした解放感を楽しんでいるのだろうと思う。
そして、この日に選んだ茶葉はレモングラスだ。
ハーブティーは苦手だと言う方も多いけれど、レモングラスは「レモンよりも酸味がなく、レモンよりもレモンだ」と言われるくらい爽やかで、
そのままでも十分飲みやすいけれど、少量のお砂糖かハチミツを加えれば、更に飲みやすくなる。
活躍の場はハーブティーだけに留まらず、エスニック料理やお魚料理に使われておりますが、とりわけイメージしやすのはタイ料理のトムヤムクンスープでしょうか。
今回は、ハーブティーの中でも飲みやすいと言われているレモングラスのお話を少し、と思っております。
ご興味がありましたら、ちらりとのぞいていって下さいませ。
レモングラスの楽しみ方には、ハーブとして楽しむ方法と精油として楽しむ方法があります。
精油は食べることはできませんが、レモングラスには、レモンに含まれているシトラールという香り成分と同じものが含まれているため、レモングラスの精油もレモンのような香りがします。
この香りは虫が苦手な香りなので、精油は防虫剤としてクローゼット内で使ったり、薄めて虫よけスプレーとして使うことも可能です。
ただ、今回は飲むことができるハーブティーとしてのレモングラスのお話ですので精油のお話は、また機会がありましたときにでも。
さて、ハーブとして口にするレモングラスはビタミンや必須ミネラルを豊富に含んでいることから、多種多様な効能を持っていると言われております。
その中でも代表的なものをいくつかご紹介させていただきますと、
レモングラスには抗菌、殺菌、鎮痛作用があると言われており、風邪やインフルエンザの予防や風邪の症状の緩和などに良いと言われています。
ハーブティーとして飲めば、体を温めながらビタミンと必須ミネラルを補給し、様々な菌が悪さをする前に退治してくれます。
仮に風邪をひいてしまった場合でも、風邪によって関節などが痛む場合は、鎮痛作用もありますので、風邪予防や風邪の時に飲むと良いハーブティーのひとつだと言われています。
そして、レモングラスのハーブティーが、ダイエットティーとして売られているところを見かけることがありますが、
これは、レモングラスには余分なコレステロールや中性脂肪の吸収や酸化を抑える働きがあることから、
コレステロール、中性脂肪、高血圧、痛風、体内デトックスなどの手助けをしてくれることが理由です。
更に、レモングラスには、消化や脂肪分解がスムースに行われるよう、胃腸の働きを手助けする栄養が含まれていることも、ダイエットティーとして売り出されている理由かと思います。
食べ過ぎや飲み過ぎで胃腸が弱っているけれど、胃薬を飲むほどではないというような時には、
温かいレモングラスのハーブティーを飲めば、胃腸を労わりながら、消化や脂肪分解を助けてもらうことができます。
と同時に、体内に溜め込んでしまった余計な塩分などは、レモングラスに含まれているカリウムによって体の外へ押し出してもらうことで浮腫み対策もできます。
このように様々なことを同時に手助けしてくれるのが、レモングラスのハーブティーです。
そう言えば、レモングラスには、幸せホルモンの異名を持つセロトニンの分泌を促す作用もあると言われていますので、
疲れたときの一服にレモングラスのハーブティーを召し上がって、美味しく神経を休ませるというお付き合いもおすすめです。
機会がありましたら、お味見も兼ねて、レモングラスのチカラを借りてみてはいかがでしょうか。
※注意点:ハーブティーに限ったことではありませんが注意点もあります。レモングラスには、子宮を収縮させる働きがあると言われており、妊娠初期の方は避けた方が良いと言われていますので、妊娠初期は過ぎたという妊婦さんも自己判断をせずに専門医にご相談の上、判断するようにしてくださいませ。
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