ここ数日、モーニングアタックによる症状の話を続けて見聞きした。
モーニングアタックとは、朝起きてすぐに、くしゃみが出たり、鼻がムズムズしたりといった、
花粉症やアレルギー性鼻炎の症状がでることだ。
今回は、モーニングアタックの仕組みや和らげるポイントのおさらいを、と思っております。
柊希の脳内整理も兼ねておりますが、
ご興味ありましたら、ちらりとのぞいっていって下さいませ。
どうして、このような症状が寝起きすぐに出るのかといいますと、
眠っていた間に、空気中のホコリや花粉などのアレルギーを引き起こす原因が、寝具や床の上に積もります。
これらは、人が体を起こしたり、掛け布団やブランケットなどを捲ったり、ベッドから降りたりといった行動の際に起こす風で舞い上げられます。
舞い上げられたそれらを、一気に吸い込んでしまうことで、
くしゃみや鼻がムズムズするといった症状が出るのだそう。
特に、寝起き直後は、体の神経も目覚め始めたばかりで、
毎日のことだとは言え、様々な刺激に体が慣れていないため、
日中よりも過剰にアレルギーの原因に反応してしまうのだそう。
モーニングアタックとは、よく言ったもので、朝からアレルゲンの攻撃に遭っているわけです。
花粉症は、春先のイメージが強いのですが、
体質によっては秋の方が花粉症の症状が出るという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それもそのはず。
道端でよく見かけるブタクサやヨモギ、カモガヤなどは、晩夏から11月頃にかけて花粉を巻き散らすため、
これらに対して花粉症やアレルギーを持っている方は、春先よりもこの時季に注意が必要です。
そして、秋の長雨が落ち着いてくると、張り切ってお洗濯したくなるのですが、
専門家の話によると、雨の後の晴れ間ほど注意が必要だと言うではありませんか。
理由を聞くと、雨によって地面に落とされた花粉は、
地面が乾いて土や砂が舞い上がる際に、一緒に舞い上がるそうで、
雨上がりの空気中には、普段よりも多く花粉が在る状態なのだそう。
だから、花粉症やアレルギーをお持ちの方は、
この時季、柔軟剤を普段よりも、気持ち利かせたお洗濯で、
花粉が衣類の繊維内に入り込んでしまうのを予防すると良いと聞きます。
もちろん、柔軟剤による香害や、香料によるアレルギーも気になるところなので、
この時季だけ、無香料に近いものを使うのも手ではないかと思います。
この辺りのことであれば、何となく想像もできるのですが、私が数年前に知ってハッとさせられたのは、
この時季はダニが大量に死んでしまう時季だということ。
ダニもアレルギー症状のくしゃみ、その他の症状を引き起こす原因なのですが、ダニは、夏に大量に繁殖するといいます。
だから夏は、寝具のお手入れに力を入れることで、
ダニを小まめに取り除くことができると言われているのですが、
この夏に大量繁殖したダニは、秋になるとごっそりと死んでしまうそうです。
私はこの話を聞いて、何てラッキーな!と思ったのですが、
ラッキーなことでもあるのだけれど、毎日大量のダニの死骸が寝具の中で増えているため、
寝具のお手入れを怠っていなかったとしても、
お手入れを上回るペースで死骸が出てしまうこともあって、
この時季は、それらを吸い込んでしまうことによるアレルギー症状が出やすいというのです。
現在、このような状況の季節、真っ只中です。
花粉症やアレルギーを持っている方は、寝具やファブリック類のお手入れを少し意識してみることで、
随分と過ごしやすくなるのではないでしょうか。
もちろん、花粉症やアレルギーをお持ちでない方も、
ダニの死骸が増えている時季であることに変わりありませんので、
気持ち小まめなお手入れで、心地より眠りと目覚めで秋を満喫してみてはいかがでしょうか。
柊希の脳内整理にお付き合いいただきました皆さん、いつも、ありがとうございます。
本日も、健やかに、心しなやかにまいりましょうね。
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