耳と足裏にはツボがたくさん。
だから、何も考えずに耳をグルグル回したり、足裏を丁寧に刺激するだけで体が内側からポカポカ温まりはじめます。
お薬を使うわけではないので劇的な変化ではないけれど、だからこそ安心して、心身に負担をかけることなく気分転換ができたり、
その日の疲れをその日のうちに緩和させることができたりもします。
特に耳回しは簡単に顔色が良くなるので、お出かけ前の女性や、お化粧直しができない状態のまま待ち合わせ場所へ向かっている時などにもおすすめです。
お肌がほんのりと色づいていると、疲れからくるハリやツヤの無さを和らげることができますので、何かと忙しい女性は知っておいて損はないツボです。
ただ、その道のプロとお話をさせていただくと、ピンポイントでツボを刺激することができれば、もっとしっかりと体が答えてくれるとおっしゃいます。
プロレベルにとまではいかないけれど、ポイントを覚えて刺激していると、ある日自分のツボの場所を感じられる瞬間があります。
例えば、浮腫みがひどい状態でツボを押しても、効いていないわけではないけれど、自分自身が体感し難いと思うのです。
だけれども、その浮腫みが取れた状態でツボを押すとダイレクトに刺激が伝わるので、自分自身のツボの場所がはっきりと分かり、
自分の体に対して様々なことを感じられるようになる、というようなイメージです。
ですから、ざっくりとしたツボ押しに慣れてきたら、自分に必要なツボをピンポイントで覚えるのも手なのだそう。
自分にとって覚えやすいツボ、そうでないツボもありますが、まずは楽しく押して体の状態を確認してみてはいかがでしょうか。
前置きが長くなりましたが、今回は湧泉(ゆうせん)というツボのお話を簡単に、と思っております。
以前、『太り方から体内環境やお疲れ気味の機能を知るコツと改善策(ツボ編)。』というタイトルの記事内でも触れたことがあるツボですので、
押したことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。
この「湧泉(ゆうせん)」は、様々なことに繋がっているのですが、今回注目するのは、
「疲労回復と血の流れを良くすることで体を内側から温めて、しっかりと眠る」という点です。
そろそろ冬から春へと季節が移り変わりますが、体には負担が大きい変化のひとつです。
また、生活環境の変化などの影響で疲労回復に時間がかかったり、寝つきが悪くなりやすい時期でもありますので、
疲れをとってしっかり寝る!という基本を少し意識してみませんか。
湧泉(ゆうせん)の場所は、足裏の中央にある土踏まずの少し上(指側)辺りです。
椅子に座った状態でも床に座った状態でも良いのですが、
足裏を見ながら足の指をぎゅっと曲げると、薄っすらと凹む部分があります。
そこが湧泉(ゆうせん)です。
始めからピンポイントで探し当てるのは難しいので、その辺りを押しながら痛気持ちいい場所を探してください。
場所が定まったら親指でググ―ッと強めに20秒~30秒押します。
5秒ほど指を離して休んだら再びググーッと強めに20秒~30秒押します。
これを何度か繰り返していると全身の血の流れが良くなり体がポカポカしてきます。
疲労回復や寝付きを良くするだけでなく、自律神経の働きを整えたり、腎臓の働きをも整えてくれますので、
季節の変わり目には、この湧泉(ゆうせん)ググーッとでボディメンテナンスをしてみてはいかがでしょう。
ワタクシがズボラなこともありまして……、幸せのレシピ集内で取り挙げているツボは、一石二鳥以上を狙えるものに的を絞っております。
オトナは、ボディケアもビューティーケアも欲張って、でもできるだけシンプルにまいりましょ。
今日も良き日となりますように。
いつもお付き合い下さっている皆さん、ありがとうございます。
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