幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

茹で上がってしまわぬように過ごしたい。

f:id:hiiragi1111:20190708114235j:plain

今年に入り、幾度かお世話になったまま、お手入れを先延ばしにしていたレインブーツをせっせと洗った。

あとはパンプスタイプがあれば冬まで安泰だろうという算段である。

ついでにパンプスやサンダルにも軽くお手入れを施し、ズボラ柊希の必須アイテムである防水、防汚れ対応スプレーをシューッと吹きかけた。

後は、履いた後にブラシで軽くホコリを落とすか、シートでサッと拭うくらいのお手入れで十分なので、シューズケアの煩わしさからしばらくの間、解放されるのである。

毎回本気のお手入れができれば良いのだけれど、それはなかなか難しいし面倒。

それならば、自分に合ったシンプルなお手入れ方法を見つけて、一石二鳥以上にもなる最低限のお手入れで十分な効果を、というのが私の狙いどころである。

玄関のたたき端に並んでいるレインブーツを眺め、今年もやってきた梅雨の日を振り返っていると、数年前に知った「茹でガエル現象」という言葉を思い出した。

今回は、そのようなお話を少し。

f:id:hiiragi1111:20190708113643j:plain

この言葉を初めて耳にしたとき、体の表面をゾワゾワと妙な空気が這っていくような感覚がした。

教訓を含んだ言葉であることは想像できたのだけれど、言葉そのままの情景をリアルに想像してしまった私は、少しだけ深く知ることを躊躇った。

結局、知りたい気持ちが勝り深くのぞいてみることにしたのだけれど、まず、カエルの性質を知ることになった。

アマガエルが鳴くと雨が降る、という話を見聞きしたことがある方も多いかと思うのだけれど、カエルは環境の変化を敏感に感じ取り、反応するという。

このように敏感なカエルなので、煮えたぎった熱湯の中にカエルを入れようとすると、その異常を察知したり驚くなどして、勢いよくその場を飛び出すそうだ。

しかし、常温の水がはられた鍋に入れられたまま火にかけられると、カエルの体は、徐々に上がる水温に慣れてしまい、水温の変化に気付くことができぬまま茹で上がり、命を落としてしまうのだとか。

このようなカエルの性質を、私たちが身を置いている社会環境や自然環境に重ね合わせ、じわりじわりと忍び寄る環境破壊によるダメージや、社会そのもののシステムや、人や企業の在り方、その他諸々に対する在り方を考えさせる例え話、教訓として「茹でカエルの法則」といった言葉が定着しているという。

f:id:hiiragi1111:20190708112224j:plain

近年の自然災害や、留まることを知らない右肩上がりの夏の暑さをとってみても、感じることや思うことはあるものの、

最近の自然災害や夏の気温はそういうものだと感じている節も無くはないように思う。

自然との関わり合いだけでなく、世の中がどのような方向に向かっているのか、ということも含めて色々と考えさせられる言葉である。

不安に飲み込まれる必要はないけれど、知らぬ間に茹でガエル状態になってしまわぬよう、大切に、楽しく、心残りがないような日々を重ねられたらと思うこの頃である。

画像をお借りしています:https://jp.pinterest.com/