気になっていたレシピを試してみることにした。
私の場合はズボラ癖が出てしまうのか、ざっくりとレシピを把握した後は、食材や調味料、それらの分量を自分好みにアレンジしまうことが多いように思う。
そして、そのようなとき。
いつだったか、タモリさんがテレビ番組内で料理を作りながら話していたことを思い出すのだ。
「時々、○○の代わりに○○を使ってもいいですか?〇〇の分量は少し減らしてもいいですか?などと尋ねる人がいるけれど、こっちは一番美味しいと思う食材や調味料を、コレだと思う分量でレシピ化しているのだから、そのまま作って欲しい」というようなことを。
この話を初めて聴いたとき「ごもっとも」と思ったのだけれど、私がレシピ通りに作り上げることは相変わらず稀で、その度にタモリさんの言葉が私の頭の中を占領するのである。
調理と言えば、調理工程の中で電子レンジを使うことがある。
調理工程だけでなく、出来合いのものを温めるときなどにも電子レンジは使われる。
このときに、「500ワットで2分温める」というような目安が記されていることがあるけれど、自宅の電子レンジに、指定されたワット数設定が無い場合もある。
そうすると、一か八かといった形でエイッと温めていたのだけれど、指定されたワット数と過熱時間を自宅の電子レンジのワット数と過熱時間に変換することができることを、昨年末に遅ればせながら知ったのである。
今回は、そのようなお話を少し、と思っております。
ご興味ありましたら、ちらりとのぞいていってくださいませ。
あるレシピを友人に伝えた際に、あまりにも素早くワット数と過熱時間を変換したため、そのカラクリを訪ねてみると中学生の頃に習ったというではないか。
しかし、私の記憶には何も残っておらず教えてもらうことにした。
過熱時間を出すためには、「指定された過熱時間(秒)×(指定されたワット数÷使用する電子レンジのワット数)」 という式を使うのだそう。
例えば、1000ワットで2分加熱する必要があるけれど、自宅の電子レンジが500ワットでしか使うことができない場合は、2分×(1000ワット÷500ワット)=4分となり、
500ワットで5分加熱する必要があるけれど、自宅の電子レンジが600ワットでしか使うことができない場合は、5分×(500ワット÷600ワット)=約4分となる。
ただし、使っている電子レンジや食材の状態によって温まり方に差が出てくるため、これはあくまでも目安であることに変わりはなく、
食材や食品の状況を確認し、必要であれば10秒ずつ再加熱をするなどする必要があるけれど、これを使うと必要以上に食材の水分を飛ばすことなく過熱することができるのだ。
中には、計算するのが面倒だという方もいらっしゃるかと。
そのような場合には、指定されたワット数と自宅の電子レンジのワット数の差100ワットごとに、約30秒の時間をプラスしたりマイナスにしたりすると、加熱時間の目安となるようだ。
例えば、指定されたワット数よりも自宅の電子レンジのワット数が100ワット高ければ、過熱時間を30秒減らし、その逆であれば過熱時間を30秒増やすという具合に。
私の過去の記憶の中に、このような計算式を見つけることはできなかったけれど、
この計算式を知ってからは、どのようなワット数に対しても無駄なく対応できるようになった。
そして、遅ればせながらワット数の変換を静かに楽しんでいるこの頃である。
必要がありました折には、ちらりと思い出してお役立ていただければと思います。
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