幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

4つの力を手に宝探しのゲームにトライする夏。

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そろそろ青の景色も見納めだ。

そう感じながら眺めたそこには、色褪せた青い紫陽花があった。

どの季節に何色の花が咲いたって構わないのだけれど、初夏辺りから梅雨が明ける頃までの間は青い色をした花が多く咲くように思う。

そして、青の季節の終わりを告げるかのような、色褪せた青い紫陽花を目にする機会が増えてくると、梅雨明けがすぐそばまで来ているサイン。

そして、それは同時に厳しい夏の訪れを知らせるサインでもあり、私は静かに身構えるのだ。

私はまだ、今年の蝉の鳴き声を聞いてはいないけれど、既に鳴いているという声を既にあちらこちらで見聞きするものだから、私の耳にもそろそろ届く頃だろう。

そうとくれば、夏の季語であり飲む点滴としてお馴染みの甘酒を用意するタイミングでもある。

私は微量のアルコールを含む酒粕から造る甘酒ではなく、ノンアルコールの米麹から造られる甘酒が好みで、夏場はこれをおやつ代わりに準備する。

寝不足で体内時計が狂ってしまいそうな朝は、これをグイッと飲めば、栄養チャージと疲労回復、体内時計の正常化が一度に完了するカラダレスキュードリンクなのだ。

また、しっかりとした甘さを感じられるのに砂糖無添加という点も嬉しく、夏に甘いものを欲したらキンキンに冷やしたものや、軽く凍らせたシャーベット状のものを楽しんでいる。

最近は小ぶりな飲み切りサイズのものも多々出回っているので、好みのものがあれば、緊急時の栄養ドリンクのひとつとして備蓄しておいても良いように思う。

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夏といえば、「暑い、熱い」の「あつ」が転じて「なつ(夏)」と呼ばれるようになったという説がある。

腑に落ちるような落ちないような、曖昧さは否めないけれど、自然の草木も、動物も、人も開放的にのびのびと動き回る季節であることに変わりはないようだ。

今年は、その機会や場所を草木や動物たちに譲るような夏になりそうだけれども、時に譲り合いも必要だということで、これまで通りにいかない不便さやもどかしさの中から、大小様々なキラリと光る楽しみを見つけてみたいと思う。

さながら、人にしかない想像力や発想力、思考力や行動力を持って、難易度が高い宝探しのゲームにトライするような夏である。

そのようなことに思考を飛ばしながら歩いていると、今度は色褪せたピンク色の紫陽花があった。

やはり、猛暑はすぐそこまで……。

夏を猛暑と言い換えてしまう辺り、夏に対する苦手意識たっぷりだけど、涼しくて快適な夏をベースに私らしい夏を今年バージョンで楽しみたい。

皆様も自分らしい夏を心残り無きように♪

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