幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

『私たちの幸福のほとんどは その境遇にあるのではなく 心のありようで決まるのだ。 』

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『私たちの幸福のほとんどは

その境遇にあるのではなく

心のありようで決まるのだ。

マーサ・ワシントン』

 

この日も、時々立ち寄る街の花屋で自宅用の花を買った。

英字新聞で簡単に巻かれただけの

普段着の花の束に心弾ませる帰り道。

 

何気なく選んだ花の色が

最近の自分の心情を表わしていたり、

何気なく選んだ花の花言葉を調べては

感動したり、驚いたり。

花から繋がる世界も花に負けじと色トリドリだ。

 

自宅に着いたら花言葉を調べてみよう、

そう思いながら目を落とした英字新聞に書かれていた言葉。

冒頭のマーサ・ワシントンという人の言葉だ。

 

静かにじわっと胸に広がった。

そして私は、しばらく思考が止まったようになった。

いや、その言葉が胸の中にある色々な思いに触れすぎて

思考が止まったように感じられただけだったのかもしれない。

コツコツとアスファルトを鳴らす足音だけが脳内を巡っていた。

 

自宅に着くやいなや、

花を手早くグラスに生け、

リビングやダイニングテーブルに飾ると

スマートフォンでマーサ・ワシントンという人物について検索してみた。

 

マーサという名前からも推測できるとおり、女性だった。

そしてその女性は、

初代アメリカ合衆国大統領ジョージ・ワシントンの夫人だというではないか。

当時はファーストレディという呼び方はなかったそうで、

アメリカでは『ワシントン夫人』という呼び名で知られているそうだ。

 

彼女の伝記に目を通してみた。

当時の事や彼女の立場は

様々な人が記している文面から察するしかないけのだれど

刻々と変化していく時代の中、

生涯を通して様々な経験をしていた。

 

その実体験の中から生まれた、

生きた言葉だったからこそ

彼女がこの世を去った後も時代を越えて、

こうして遠く離れたこの地の私の元にも届いたのだろう。

 

幸せの感覚も定義もひとそれぞれだ。

自分が幸せだと感じられるのであれば

それが自分の幸せだ。

自分の幸せを決めるのは自分。

みんな同じように見えて違う。

それぞれの人生をそれぞれのペースで生きている。

大人であろうが子供であろうが、だ。

一生は長いようでいて、あっという間。

 

それならば、

「足りていない」という思い込みにフォーカスするよりも

たくさんの今ある幸せにフォーカスして

そこから次の幸せへ繋げていきたい、

そう思うのです。

 

不安もある。

上手くいかないことだって、

思い通りにいかないことだってある。

だけど、大丈夫。

きっと、大丈夫だ。

勇気をだして自分を信じてみよう。

少し先の、未来のあなたは、きっと笑っているはずだから。

 

『私たちの幸福のほとんどは

その境遇にあるのではなく

心のありようで決まるのだ。』