「あー、度忘れした。あれ、何て名前だった?あの、添え物みたいな白い花。」
これは、私の友人の言葉でございます。
添え物みたいな白い花だなんて、名脇役のカスミソウになんてことを言うんだと返すと、
「あー、そうだ、そうだ。カスミソウ」と友人は申しておりました。
確かに控えめで儚げで可憐なお花ではあるのだけれど、
どんなお花にもより添うことができる素敵なお花です。
カスミソウが加わるだけで花束やアレンジメントがグッと華やぎますよね。
このカスミソウのお花、年々少しずつ大きくなっていることをご存知でしょうか?
生産者の方々が日々研究を重ねてくださっているからなのでしょうね。
お花の膨らみが増し、カスミソウの可憐さはそのままに存在感がアップしているのです。
今回はフラワーセラピーのタイトルの元、カスミソウにスポットライトを当ててみたいと思います。
|セラピー効果は?
白くて可憐なカスミソウは陰のお花ですので、
心身をリラックスさせて、リフレッシュさせて、落ち着いた状態になるよう手助けしてくれると言われています。
血圧が高いときや、イライラしたとき、神経が高ぶって寝付けないときに飾ると良いとも。
|花言葉を知るとカスミソウを贈りたくなる!?
そして、カスミソウは素敵な花言葉や別名を持っていますので、
これを知ると、あなたも大切な人にカスミソウを贈りたくなるのではないでしょうか。
カスミソウには幸福、感謝、無邪気、清らかな心、という花言葉があります。
幸せになって欲しいと願う気持ちを込めて、ブライダルフラワーや、新たな旅立ちのお花として贈るのも素敵です。
そのようなシチュエーションでなくても、花を贈る相手がいつも幸せでいてくれると嬉しいものですよね。
花束を贈る際には、贈る相手の幸せを願ってカスミソウを加えてみてはいかがでしょうか?
また、日本ではカスミソウと呼んでいるこのお花、欧米ではベイビーズブレス(赤ちゃんの吐息)と呼ばれており、
出産祝いなどに贈られることの多いお花です。
一度だけカスミソウだけの花束を目にしたことがあるのですが、それはそれは愛らしく、
揺れるカスミソウが、夜空で瞬く星のようにも見える素敵な花束でした。
もしも、出産祝いなどで花束を贈られる際には、
メインとされるお花に意識が向かいがちですが、
カスミソウはベイビーズブレス(赤ちゃんの吐息)という名前をもっていること、
幸せを願う意味があることもメッセージに付け加えるといいですね。
きっと、より深いお祝いの気持ちを届けることができるように思います。
感謝やお礼の気持ちを伝える花束を贈る際にもカスミソウは欠かせません。
例えば、母の日に贈るカーネーションにカスミソウを加えると
ありがとうの気持ちも増すような気がしますし、幸せを願う気持ちも込めることができます。
そして、贈られた相手が心から笑ってくれる、無邪気に笑ってくれる瞬間というのは嬉しいものですよね。
|カスミソウは人に優しく寄り添ってくれるお花です。
添え物の白いお花、おまけみたいなお花、地味なお花、というようなイメージは消えるのではないでしょうか。
そして、花束を贈る機会があれば1本加えてもらおうかしら?
という気持ちになった方もいらっしゃるのでは?
贈ったり、贈られたり、カスミソウに触れる機会がありましたら、
今回のお話をチラリ思い出していただけましたら幸いです。
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