皆さんは漆器をお使いになる機会はありますでしょうか?
漆器はお祝い事などの時に贈ったり贈られたりする事はあっても
自分の為に用意する事は少ないのかもしれませんね。
私も自分の為に揃えるよりは、
お祝い事であったり、目上の方への贈り物であったりと、
贈る機会の方が多いように感じます。
ただ、一度使ってみると想像している以上に丈夫で使いやすく、
初めから手にも馴染み、「ホンモノ」だと感じさせられるものでもあります。
そして、実用性があり心が豊かになる瞬間を運んできてくれます。
漆器は、ウルシ科のウルシノキから採った樹液を加工した塗料を、
木などに幾重にも塗って作る工芸品の事です。
高級なものですが日常使いできる品もあり、
食器やステーショナリーなど様々なアイテムがあります。
今は海外からも注文されている日本の伝統技術のひとつです。
漆を塗ると器物はとても長持ちするのだそう。
私はあるお寺へ足を運んだ際に、
実際に数百年前に使用されていた漆器でお茶を振舞っていただいた事があるのですが、
お茶菓子が乗せられていた器は、どう見ても数百年も前のものだとは思えない程きれいな状態でした。
艶っとした光沢は光のあたり方や見る角度によって、
様々な表情をみせてくれて、使い手を楽しませてくれます。
○宮内庁御用達 山田平安堂
私がお世話になっている「山田平安堂」は、宮内庁御用達で伝統を守りながら
新しいもの、今の私たちの生活に馴染むもの、を紹介しているお店です。
初めて利用したのは両親への贈り物の夫婦箸でした。
以降、目上の方への贈り物などでお世話になっています。
シンプルなお椀や、サラダボールは食卓がパッと華やぎますね。
豆型の箸置きは、何度もお箸を置きたくなるようなぷっくり感がたまりません。
和食しか盛れないような印象があるかもしれませんが、
モダンな柄を選ぶと乗せるお料理を選ぶことがありません。
使い終わったらスポンジと、いつもの洗剤で洗えるので簡単です。
漆塗のUSBメモリーや万年筆もとっても素敵です。
お仕事をされている方への贈り物にいいですね。
思いっきり普段から使えるのに凛とした漆器の佇まいは、
心を豊かにしてくれるのと共に、物を丁寧に扱う心も育ててくれるような気がしています。
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