イギリスの紅茶も美味しいけれど、フランスの紅茶も美味しい。
そして日本の紅茶だって美味しいのだ。
このような事を言うと節操がないように思われるかもしれないのだけれど
それぞれに、それぞれの良さがあると思うのだ。
もちろん、どれか一つを選んで!と言われれば好みはあるけれど、
その時々に合わせる食べ物によっても相性は変わってくる。
良いものは良いし、好きなものは好き。
世の中の色々なものを、そうやって自由に楽しみたいと思う。
今回、ご紹介したいのはDAMMANN FRERES(ダマン・フレール)の紅茶です。
こちらはルイ14世フランス国王から
紅茶の独占販売権を下賜(かし)されてから続いているフランスの老舗紅茶店。
ルイ14世と言ってもピンとこないかもしれませんので、
ひとつだけ補足をするとフランスのヴェルサイユ宮殿を建てた人です。
彼は、吹き出してしまうような面白い逸話もお持ちなのですが、
その辺りはまた機会がありましたら……。
【ルイ14世】
【ヴェルサイユ宮殿】
紅茶は、第二次世界大戦辺りまで上流階級の嗜好品でしたが、
ダマン社は紅茶をフランス全土に広めたいと考えたそうです。
その中で、英国のアールグレイをフランス風にアレンジした
「グールース」というフレーバーティーの爆発的なヒットが
ダマン社の地位を確固たるものにしました。
様々なダマン社の挑戦が実を結び紅茶の美味しさが広まったと言われています。
この姿勢はその後も変わらず受け継がれ、
いち早く緑茶や中国茶を扱いヨーロッパにその素晴らしさを紹介したのも
ダマン社です。
私が感じるダマン・フレールの紅茶の特徴は、
香りに奥行きが感じられること、です。
上品で華やかな香りやエキゾチックな香り、
さわやかな香りに、甘く優しい香りや、甘く力強い香りなど、
素敵な香りを紅茶そのもの美味しさと一緒に楽しむことができます。
フレーバーティーは世界中でダマン・フレールの代名詞となって愛されていますので
もし、フレーバーティーをお探しなら一度覗いてみる価値のあるお店です。
ダマン・フレール魅力はこれだけではありません。
その重厚感、高級感、遊び心のあるパッケージは贈り物にもおすすめです。
自宅用やカジュアルな贈り物として重宝するタイプのもの。
オフィシャルな贈り物として利用できるタイプのものや
そのまま飾っておきたくなるような、
粋なパッケージデザインのコフレシリーズ。
フランスの歴史と共に歩んできた「ダマン・フレール」の紅茶は
香りが豊かで、気持ちが安らぎます。
機会がありましたらいかがでしょうか。
関連リンク:Site officiel du château de Versailles - ヴェルサイユ宮殿
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