先日、冷凍庫パトロールをしていたら、中途半端に残っているパイシートと目があった。
野菜室には朝のスムージー用に常備してある林檎があったのでアップルパイを焼くことにした。
適度にゴロッとした林檎が入ったアップルパイが好みなのだけれど、その日は時短が最優先事項だったので、
薄切りにした林檎でシナモンを少々多めにしたフィリングを作りオーブンへ入れた。
カスタードクリームとバニラアイスクリームも添えたいところだったけれど、カロリーを気にするお年頃。
この日はググッとこらえ、林檎の甘みとパイのサックサクの歯触りと、大人の香り、シナモンを堪能した。
アップルパイだけではなくお菓子や、カレーなどのお料理、
飲み物などに使われる「シナモン」は奈良時代から薬として使用されていた食材です。
今でも漢方薬で使われている薬用食品なのですが、女性にとってはとても頼りになる食材です。
今回は、シナモンの効用を私のスボラな楽しみ方などと合わせて、ご紹介させていただきたいと思います。
【シナモンって何が良いの?】
シナモンは男女問わず摂取できる食材ですが、シナモンには女性ホルモンに似た作用があるので、
男性よりも女性の方が効果、効能を実感しやすいと言われています。
特に、シナモンは毛細血管に働きかける作用が特徴的なので、血管の集まる箇所に効果が現れやすいのです。
例えば、女性であれば毛細血管が多い目の周りのお肌トラブル、クマやシミ、シワなどを気にされることがあると思うのです。
これらのトラブルは、毛細血管が年齢とともに少なくなってきたり、損傷したりすることが原因でも起こります。
シナモンはこの肌トラブルへ働き掛けてくれます。
美肌を作ったり、細胞を修復する成長ホルモンは夜中に分泌されるので、
毛細血管を修復する働きのあるシナモンも、これに合わせて夜に摂ると効率がいいようです。
他にも、抗菌作用、発汗作用・健胃作用、血行の改善による冷え性・肩こりの改善に力をかしてくれます。
これからの季節はエアコンによる体の冷え対策としても良いですね。
更に、漢方薬としても親しまれているだけあって、
血糖値や中性脂肪・コレステロール値の低下など、生活習慣病を予防する作用に注目が集まっていたり、
ダイエットやむくみ取り、その他様々な美容効果など、気になる効能がたくさん詰まっているのがシナモンです。
【シナモンには注意することがある】
女性にとって嬉しい効果が多々あるシナモンなので、早速、摂取してみようかしら。
と思われる方もいらっしゃると思うのですが、シナモンの注意点を抑えておきましょうね。
シナモンは自然食品なので安心できるものなのですが、
過剰摂取は肝障害のきっかけにもなりますので、適量を楽しむようにしましょう。
とても効果のあるものなので、シナモンは3日に1~3グラム程で十分なのだとか。
このような視点で見ると過剰摂取しないようにしなくては、と意識してしまいがちですが
1~3グラムの実際の量を見ていただければわかると思いますが、
一度にそれだけの量を使ったものを口にすることは少ないと思います。
ですから、お嫌いでなければ、
時々、シナモン味のものを楽しむというスタイルでシナモン効果を
取り入れるくらいでも十分ではないかと思います。
張り切って摂取しなくても十分に体に作用してくれる、スボラさんにも嬉しいものです。
私はお料理用に粉末の物、飲み物用にスティック状のものを使っています。
スムージーやホットミルクにいつものハチミツをプラスして
シナモンスティックをマドラー代わりに使ったり、
ワインに風味をプラスしたいときにマドラー代わりに使ったり、
シナモンとお砂糖でシナモンシュガートーストにしてみたり。
特別に何かをするという使い方ではなく、日常の何かに時々プラスしています。
シナモンには、スリランカ産のセイロンシナモンと、中国またはベトナム産のカシアシナモンがあります。
おすすめなのは、スリランカ産のセイロンシナモンです。
理由は、有効成分とはいえ、それらが過剰摂取にならないようにするためです。
クマリンという成分を例にあげると、
中国産カシアシナモンはセイロンシナモンの約40倍、
ベトナム産カシアシナモンはセイロンシナモンの約380倍以上含まれているようなのです。
楽しむのは時々だとはいえ余計なことを気にせずにシナモンを楽しみたい私は、
購入する時だけ少し注意してセイロンシナモンを選ぶようにしています。
時々シナモンの香りを楽しみながら美肌や冷え性改善、むくみ取りやダイエットの効果もトッピングしてみてはいかがでしょうか?
画像をお借りしています:https://jp.pinterest.com/
【みんなが笑顔で過ごせるように、自分にできることを考えてみませんか。】