当たり前の事なのだけれども、
お肌や筋力、視力などと同じようにお腹だって衰えるのだという。
しかも内側からも外側からも忍び寄る衰えなのだから厄介です。
そのことを意識させられたのは、
いつもお世話になっている鍼灸サロンでのことだった。
最近は、就活だ、婚活だ、朝活だ、と〇〇活という言葉が巷を横行しているという話題から
不意に振られた「菌活してる?」の問い。
なんでも、腹筋を鍛えつつ菌活をすると効率よく免疫力が上がり、
がん予防、アトピー緩和、花粉症緩和など健康になるだけではなく、
ウエストにくびれがでてきたり、お腹回りのお肉が引き締まってきたり、
美肌になってきたりと、
これまた内側からも外側からも効果を感じられるようになるのだとか。
腹筋を鍛えるための腹筋運動は、
慣れていない人が急に始めると腹筋を強化するどころか、
腰を痛めることが多いという話をよく耳にします。
ですから、幸せのレシピ集では先日、ハードな腹筋ではなく、
年齢や運動慣れ、不慣れを問わず誰でも簡単に手軽に出来る上に続けやすい
呼吸を使った腹筋運動をご紹介させていただきました。
※見逃した方は末尾にあるリンク、もしくはカテゴリーの「かんたん欲張りストレッチ&マッサージ」から過去記事を確認していただけます。
腹筋運動のおさらいは割愛させていただいて、
今回は、「ヨーグルトを使った菌活」にフォーカスしてみたいと思います。
ヨーグルトであれば何でも良いと言うことではなく、
自分にとって必要な効能を効率よく得る為に、
菌でヨーグルトを選んでみてはいかがでしょう。
何となく不調という状態が当たり前になっていて、
いつものことだと見過ごしている方は、
この辺りでその不調を一掃する手がかりを探ってみませんか?
スーパーなどで私たちが良く目にするヨーグルトの一部を例にご紹介したいと思います。
【それぞれのヨーグルトの得意分野を覗いてみよう!】
【明治ブルガリアヨーグルト:LB81乳酸菌】
整腸作用、便秘の改善、肌の弾力性やキメ、密度を改善し美肌へ。
【明治ヨーグルR-1:OLL1073R-1乳酸菌】
R-1乳酸菌はナチュラルキラー細胞と言って免疫力を上げる為に働いてくれる細胞を活性化し、インフルエンザなどの感性賞の予防効果が期待できます。
【ダノンBIO:高生存ビフィズス菌BE80】
乳酸菌は胃酸に弱いそうなのですが、この菌は胃酸に強いので生きたままお腹に届く菌の数が多いことが特徴。その結果、便秘の改善や美肌効果にひと役かってくれます。
【雪印メグミルク恵ナチュレ:ガセリ菌SP株/ビフィズス菌SP株】
メタボやコレステロールが気になるのであれば、こちらの菌の力を借りてみませんか。ガセリ菌SP株は内蔵脂肪、皮下脂肪を減らす効果があるため、整腸作用や免疫力の活性化だけでなく、メタボ対策やコレステロール低下のお助けヨーグルトです。
【フジッコ カスピ海ヨーグルト:クレモリス菌FC株/アセトバクター菌】
整腸作用やストレスによるお肌不調を整えるだかえでなく、アトピー性皮膚炎の症状を抑えたり、血糖値が急に上昇することを抑えたり、血中コレステロール値を改善してくれるヨーグルトのようです。
【チチヤス 毎朝快調ヨーグルト:ビフィズス菌BB-12株】
私は今回初めてしったのですが、こちらのヨーグルトは日本で初めて製造、販売された歴史あるヨーグルトでした。特筆すべきは、オリゴ糖食物繊維が配合されていること。オリゴ糖と言えば善玉菌を増やすためのエサになるものです。このヨーグルトは整腸作用が期待できるのと同時に、腸内のビフィズス菌を増やしてくれます。
【明治プロビオヨーグルト:LG21乳酸菌】
こちらの特徴は、胃の健康を気遣われている方に良い菌だということ。
胃炎や胃潰瘍、胃がんなどの原因になるピロリ菌を抑えて、胃粘膜の炎症を改善してくれる菌のようです。
【雪印メグミルク 長くとどまるガセリSP乳酸菌ヨーグルト:ガセリ菌SP株】
健康診断でコレステロールが高いと言われた方や内臓脂肪を気にされている方必見のヨーグルトはこちらです。ヨーグルトですので成功作用はもちろんですが、腸に長くとどまってくれる善玉菌ですので内臓脂肪を減少させたり、血中コレステロールを低げたり、免疫機能の活性化などを得意としているようです。
【森永ビヒダス:BB536】
こちらの菌が得意としているのは、大腸がんのリスクを上げる菌を抑制したり、花粉症を抑えたりすることのようです。女性は大腸がんになりやすいと言われていますので、整腸作用などと一緒に大腸の健康維持を助けてくれます。
【明治PA-3ヨーグルト:PA-3株】
個人的には少し覚え難い名前のように感じているのですが、パッケージは目にも鮮やかなイエローですので、すぐに見つけることができると思います。そして、こちらのPA-3株という菌、プリン体に直接作用する、新しい可能性を秘めた乳酸菌なのだそうです。プリン体と言えば痛風。痛風予防をしたい方、外食続きになりがちな方、プリン体摂取量が気になっている方は力を借りてみてはいかがでしょう。
今回ご紹介したヨーグルトは、ほんの一部ですが、
これほどまでにヨーグルトが進化しているのは日本だけのようですので、
ヨーグルトがお嫌いでなければ食生活に上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ヨーグルトの効果が腸内で持続するのは2、3日と短く、
腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスは人によって様々です。
ですから、腸内環境を正常に保っておきたければ毎日食べることが理想なのだそう。
「まずは一週間」というフレーズをよく耳にしますが、
菌には合う、合わないといった個人差が生じますので
一週間食べ続けてみて体に何かしらの効果を感じられたのであれば
その菌とあなたの相性が良いサインのようです。
そうして相性の良いヨーグルトが幾つか見つかったのなら、
効果が維持できるペースで交互に食べるなどして、
美味しさと効果と両方丸ごと頂くのも手です。
こだわりなく何となくヨーグルトを選んでいた方は、
菌活視点で覗いてみてはいかがでしょうか?
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