人には「分からない事を分かりたい」という気持ちが備わっているのだろうなと思うのです。
ご存知の方もいらっしゃると思うのですが、犬の鳴き声を声紋解析して不満や威嚇、楽しいといった感情を判定し、
予め設定されているセリフによって、その感情を、ユーモアも交えつつユーザーに知らせるというアプリがあります。
よりペットと密なコミュニケーションを取りたい飼い主の気持ちを汲んだアプリで
年々改良が進んでおり、利用者もジワリジワリ増えているのだとか。
そして、そのようなアプリの人間バージョンとも言えるものが登場するかもしれないのだそう。
これは、人間の赤ちゃんに対応したものです。
まずは、赤ちゃんの泣き声をスマートフォンのマイクで録音し、
アプリ開発会社の所有している人口知能(AI)を使って分析するのだそう。
分析の結果は、「眠い」「お腹がすいた」など可能性の高い順に原因が表示されるようです。
更に、赤ちゃんの食事の時間や便の状態といった生活の記録をアプリ内に記録しておくことで、食事や排泄の時間を予測できるのだとか。
日々の様々な記録を一括管理できることから、体調不良などの原因も見つけやすく、
記録を振り返ることでができるため、様々な事を早期発見できる可能性も秘めていると言います。
6月頃から試験利用のモニターが募集され、実際に利用した方の声を吸い上げてプログラムに活かし、アプリの精度の向上を目指すのだそう。
しかも、このアプリに使われる人工知能(AI)は、人の脳を真似して情報を処理するタイプのもので、
少し前に囲碁のプロに勝利したとニュースでも話題になった、
アメリカのグーグル社の囲碁の人工知能・アルファ碁にも導入されたタイプなのだそうです。
このアプリを正式に使えるようになるのは今年の秋頃からとのことなので、
もう少し待たなくてはいけないようですが、アプリが提供される前から既に注目されているようです。
一週間前、一か月前、一年前の体調などは人の記憶では心許ないため、
記してデータ化しておくことが「もしも」の時の助けになるとは思うのですが、
泣き声に関しては賛否両論あるのでしょうけれど、私自身は人の五感、リアルな感性を信じたいと感じます。
そう言えば女性の体調管理をスムースに行うために、
月経など様々な生活の記録を残す無料アプリ、有料アプリも多数出ていますね。
使われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私もいくつか試してきて現在使用しているものがあります。
細かく記している訳ではないのですが、様々な記録を総合していると自分のことを俯瞰できるため
思わぬ時に役に立った経験もあり5、6年ほどですが愛用しています。
地面から浮くスケートボードや自動運転機能の付いた車や、様々なアプリなどのニュースを耳にし、
改めて自分の生活環境を改めて見てみると、子どもの頃にSFの世界だと思っていた世界に
この世界が少しずつ近づいているように感じます。
そして、活かし方は様々ですが、想像力は未来を切り開く力でもあると感じるのですが、いかがでしょうか?
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