夏野菜が美味しい季節ですが、皆さんも夏野菜を楽しんでいますか?
私は子どもの頃からピーマンが大好きで、
このちょっと「苦っ」てなるところがいいんだよね~と思っていました。
本来は苦いものは得意ではないのですが、
ピーマンと今の季節ならではのゴーヤの苦みは私の体が欲する苦みのようです。
しかし、ピーマンを苦手だと感じている方は子どもだけではなく
大人にも多いのが現状のようですね。
あからさまに毛嫌いする人は少ないのですが、
自ら進んで食べたいとは思わない、
美味しいとは思わないという声を耳にすることがあります。
ピーマンはトウガラシ属の一種で、
しし唐や唐辛子、パプリカなどもこれに属しいています。
日本ではトウガラシ属のお野菜を主に辛いものをトウガラシ、
辛くないものをアマトウガラシと呼んで区別しています。
しし唐は時々、顔をゆがめてしまいたくなる程に辛みが強いものに出くわすことがありますが
アマトウガラシに分類されているのだとか。
皆さん、ピーマンとパプリカの違いを問われたらどう答えますか?
実は数日前に、これと同じ問いを投げかけられたのですが、
私は「大きさ」としか答えられなかったのです。
問われたからには明確な答えがあるものだと思い込んでいた私に返ってきた答えは、
意外にも曖昧な、このような答えでした。
緑色のビジュアルのものをピーマンと呼び、
赤やオレンジ、イエローといった色のものはパプリカと呼び区別する。
そして、味の違いはピーマンは苦味があるけれど、
パプリカに苦みはなくほんのり甘い。
とは言うものの、これはハッキリと言い切ることができる区別ではなく、
緑色のピーマンも熟すのを待っていると赤やオレンジ、イエローと色が変化し、
苦みが和らぎ甘いカラーピーマンになるのだと言うのです。
曖昧すぎる、結局のところ何が違うの?と詰め寄る私に知人は、
ピーマンとパプリカの違いは、
結局のところは大きさと厚みだと言い放ったのです。
なんだかモヤモヤしている私を気の毒に思ったのか、
思い出したかのように、栄養面の話を続けてくれました。
ピーマンは小ぶりなお野菜ながら、ビタミン類やカロテンが豊富なので
もりもり食べたい、食べてほしいお野菜ですが「苦み」がネックになることもあります。
このような時は迷わずにパプリカを選ぶと良いのだそうです。
パプリカにもピーマンと同じ栄養素が含まれているのですが、
ビタミンもカロテンもピーマンの数倍含んでいるとのこと。
私はパプリカやカラーピーマンは彩り野菜として使っていたのですが、
ピーマンとパプリカを合わせたものを積極的に使ってみようかしらという気になりました。
ピーマンの苦みが苦手だという方、
味覚が発達途中でピーマンが苦手なお子さんは、
甘みのあるパプリカでピーマンの栄養を効率よく摂取してみてはいかがでしょうか。
今日はいつもよりちょっぴり彩りを意識したひと皿で、
心身ともに栄養補給してみてくださいませ。