ワタクシ、朝からプチトマトを黙々と真ん中から半分にカットしておりました。
トマトは度々注目されてブームになるお野菜ですが、夏野菜のイメージが強いですよね。
だけれども、実際に日本のトマトが1番おいしい時期は、
「春から初夏にかけて」と「秋から初冬にかけて」。
そう、正に今が美味しい季節なのです。
何度目かのトマトブームもきておりますし、美味しい季節にもなりましたので、
今回は、トマトの底力を改めておさらいしつつ、
トマトの栄養をぐーんとアップさせる方法のひとつを覗いてみませんか?
栄養を凝縮し、加工したサプリメントも心強い味方ではありますが、
天然の栄養素は私たちの体への馴染みや吸収も良いはず。
冷蔵庫の中にあるトマトに普段とは違う愛情を注いで
パワフルレスキューフードに変身させて美味しく、楽しく、栄養をいただいてしまいましょう。
|トマトの嬉しい効果を簡単におさらい。
今は赤や黄、紫、緑といったカラフルなトマトが出ておりますが、
トマトと言えば、やはりあの赤い色。
あの赤い色素のリコピンには脂肪を燃焼してくれたり、
美容と健康には欠かせない抗酸化作用があったり、
老化や不健康の元になる体の酸化の原因でもある活性酸素を取り除いてくれたり、
生活習慣病を予防してくれたりという効果があります。
活性酸素は日々のストレスやUV対策不足などでも増えますので、
出来るだけ取り除いておきたいものです。
そして、リコピンだけではなく、
幸せのレシピ集内ではお馴染みのカリウムも豊富です。
カリウムは、体に蓄積されがちな余分な水分、塩分、老廃物を体外へ出してくれますので、
味の濃いものや外食が続いている時などに積極的に摂ることで、
体の浮腫みを取り除いてくれます。
お野菜ですので食物繊維やビタミンCも豊富です。
トマトは食べて8時間後あたりでお肌の細胞に届くようですので、
紫外線などによるダメージを防いで美肌効果を効率よく得たい場合は、
夕食にトマトを召し上がると良いようです。
|プチトマトで自家製ドライトマトを作ってみませんか?
トマトはそのまま食べても加熱しても美味しいくいただけますが、
量を食べられないこと、ありませんか?
そして、これから寒くなってくると体を冷やしてしまいそうで
冷たいトマトにはお箸が伸びないこともありますよね。
そのような時にはプチトマトで自家製ドライトマトを作ってみませんか?
ドライトマトにするメリットは、
フレッシュなトマトよりも保存がきく。
ドライトマトにするとビタミンCがフレッシュトマトの倍になる。
食物繊維、カリウムなどの栄養も増加し、旨みは凝縮される。
どのようなお料理にも使えるので何かと重宝。など様々です。
|ドライトマトの作り方です。
【1】プチトマトを洗って半分に切り、軽くキッチンペーパー等で水気を取ります。
【2】お好みのお塩を軽くふりかけます。ハーブ塩などを振りかけると洋風のドライトマトに仕上がります。ただ、和・洋・中のどのお料理にも使えるように、初めはプレーンタイプのお塩のみが良いかと思います。塩分を気にされる方はお塩なしでもOKですが、少しだけ乾燥時間が長くなります。私はお塩なし派です。
【3】100~120℃のオーブンで1時間半から2時間ほど焼きます。オーブンによって火の通りが違いますので、様子を見ながらお好みのドライ具合に仕上げましょう。水分を残した半生にも仕上げられますので、ここはお好みです。私は日持ちさせたいという理由と粉末にして使うことが多いのでしっかりと乾燥させています。
【4】焼きあがったら容器に入れて冷蔵庫で保存します。しっかりと焼いて感想させた場合の日持ちは冷蔵庫で1週間前後、オリーブオイルに漬けて保存した場合は1か月前後もちます。
|ドライトマトは何にどう使えばいいの?
例を挙げたらきりがないほど色々と使えるのですが私の場合は、
ドライトマトを作ったら半分はオリーブオイルにニンニクと一緒に漬けてしまいます。
パスタやお肉、お魚料理などオリーブオイルを使う時に
トマトもニンニクも一緒に使うのですが旨みが増します。
トマトの旨みが増し、お醤油との相性もいいので、色々と楽しんでみてくださいませ。
残りの半分は、
具材として使ったりドライフルーツの感覚でそのまま食べたりもしますが、
一番多いのは粉末にして色々なメニューに足しています。
お味噌に混ぜて、今話題のトマト味噌にしてみたり、
サラダにドレッシングと一緒に振りかけたり、
濃いトマトソース作りに使ったり、
ピザに乗せてよし、スープに入れてよし、様々なタレに混ぜ込んでよし、
お塩に混ぜてトマト塩にし、お肉料理やサラダに合わせても美味しいですよ。
ポテトサラダの栄養バランスを底上げしたいときに混ぜ込んでみたり、
粉末にしてしまえば、和・洋・中、お料理を選ばずに
トマトの栄養を摂り込むことができます。
リコピンは油に溶けやすく、油や乳脂肪と一緒に摂ると吸収力がアップしますので、
トマトが苦手だと言う方も粉末にして調味料としてお料理に使えば
味を気にせず旨み成分として美味しく楽しむことができます。
まずは、細かく考えずに普段のお料理に混ぜてみて
自分のお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。
カラダにイイことも、
日々の暮らしも、
ワクワク楽しんでまいりましょうね。
関連リンク: