友人が旅先から絵はがきを送ってくれたのです。
旅行中もSNSを使って旅先の景色を送ってきてくれていたのですが、
絵はがきはSNSにはない味わいがあるものだなと思いながら写真を眺め、
文面に目を通したあと、ハッと気づいたのです。
「切手のこびと」の存在を。
メディアで紹介された当初は注文が殺到し、手に入れることが困難だった切手のこびと。
遅ればせながら私は、先日初めて、実物のこびとを目にしたのです。
「切手のこびと」とはなんぞや?という方の為に簡単にご紹介しますと、
はがきや封筒に貼る切手、もしくは印刷してある切手と組み合わせて使うスタンプのことです。
近年、切手も様々なテイストの切手があるため、
それらの切手の周りにスタンプを押すことで、
小さな世界、ちょっとした物語、を生み出し手紙に添えることができるのです。
もちろん、シンプルなスタンプですので、
はがきや封筒だけではなく様々なシーンで使うことができるのです。
とは言え、切手にそのようなことをしたら
手紙や封書、小包がきちんと届かなくなるのでは?とお思いの方、心配ご無用です。
この「切手のこびと」のアドバイザーは日本橋大伝馬町郵便局の星和男局長なのだとか。
そして、星局長は「切手のこびと」に対してこのようにコメントされたのだそうです。
『初めて「切手のこびと」を見た時、 手紙を出す楽しさと受け取る方の笑顔が目に浮かびました。1枚1枚は小さな切手ですが、スタンプ絵と組み合わせることでショートストーリーが始まる予感もします。様々なシーンで活用できるのではないかと思います。皆さんだったらどんな切手のデザインと組み合わせますでしょうか?毎月発行している新しい切手と組み合わせると楽しさは無限に広がることでしょう。』 と。
出典:008-お便りだします | 切手のこびと | 手紙に物語を沿えるスタンプ・はんこ |
このような遊び心を郵便局が後押ししてくださっているなんて、素敵ですよね。
私が友人から受け取った絵はがきの切手周りにも
友人らしいクスッと笑える物語が添えられていました。
その時に私が感じた事は、切手はきれいに並べて貼るものだと思っていたけれど
送る相手と、シチュエーションさえ選べは、
少しくらい歪んでしまっても、そこから物語が生まれるのだな、ということ。
そして、私の日常の中にも、まだまだ楽しみが潜んでいるのだなと気づかされました。
「切手のこびと」の使い方は使い手次第です。
これからの季節ですと、クリスマスプレゼントやクリスマスカードに物語を添えてみたり、
こびとと可愛い雪だるまのスタンプや、切手を凧に見立てている凧あげスタンプは、
年賀状や寒中見舞いなどにも活躍しそうですね。
「切手のこびと」に遭遇された際には、
こびとの周りに広がる小さな物語を楽しんでみてくださいませ。
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全画像出典:お借りしています。