皆さんは冷却ジェルシートを使ったこと、ありますか?
熱が出た時や暑い時など様々なシーンで活躍する、
熱さまシート、冷えピタ、といった商品名で各メーカーから出ているあれです。
私は熱冷ましと言うよりは夏の暑さ対策として使うことがあります。
どうして、冷却ジェルシートのお話なのかと言いますと、
先日、外国に住む友人からこのようなことを尋ねられました。
日本製の冷却ジェルシートを使っているのだけれど、日本ではひと箱おいくらかしら?と。
実は私この時初めて、日本の冷却ジェルシートが海外で人気のある商品だと知ったのです。
日本で生活している私たちにとってはそれ程珍しいものではない冷却ジェルシートは、
もともと、銀行がお客様にお配りする粗品として開発されました。
この粗品に反応した会社が一般販売に踏み切り、
各社のアイデアや効果、効能などを盛り込み、
今では多くの方が知っているヒット商品です。
熱を出した時などに濡れタオルでおでこを冷やすと、
タオルが温くなったり、おでこかずれたり、落ちたりと睡眠に集中することができません。
だけれども冷却ジェルシートを使えば小さなシートですが、
冷却時間が8時間ほど続くものが多く、
一度貼ってしまえば動いても落ちたり、ずれたりすることが無いため、
ゆったりと睡眠に集中することができますよね。
このような発想は、とても日本らしい発想なのだそう。
友人は近々日本へ行くという方にまとめ買いをお願いしたいので、
日本人が普段購入している相場を事前に知っておきたかったようでした。
他にも日本には目がヒンヤリとする目薬があるでしょ?とも聞かれたのです。
「クールタイプの目薬ならあるけれど、それが何か?」と思ったのも束の間、
このクールタイプの目薬も海外では珍しいため、買ってきてもらう予定なのだとか。
私は仕事柄、目を酷使し続けているので目薬情報には敏感なのですが、
クールタイプにはあまり興味がなかったのです。
そのような事を答えると、あのヒンヤリ感にも日本技術を感じられるのだと力説されました。
あまりにもヒンヤリ感ばかりに拘るため、
補いたい成分や効果も合わせてクールタイプを選べばいいのでは?と言うと、
日本の目薬は、そこまで細やかな配慮がされているのかと驚いておりました。
このような話を聞いたり、実際に海外へ行ったりしてみると、
いかに自分が便利な世の中で暮らしているのか身に沁みます。
そして、日本には本当に様々な世界に誇れる優れた技術があるのだと感じます。
少々働きすぎて自分の人生が後回しになってしまいがちな国民性でもあり、
ワーク・ライフ・バランスを保つための意識も必要である気が致しますが
お客様や社会や自然といった自分以外の様々な立場に立って物事を細かく考えて動く、
そういった思いやりをもった国民性なのでしょうね。
皆さんの日々はいかがでしょうか?
様々なバランス、保てていますか?
今年も残り僅かとなり、いついつまでにこれを済ませなくては。
と自分にプレッシャーをかけてしまっている方も多いかと思います。
だけれども時には、これをしなかったからと言って命まで取られるわけではないのだから大丈夫、
誰にも迷惑を欠けるわけではないのだから大丈夫、
と自分の心と体に休息を与えてあげて下さいませ。
その日は、冷却ジェルシートからこのような事を思っておりました。
今日も良き日となりますように☆彡