ゆったりとした夜を過ごしたくて、久しぶりにお気に入りのキャンドルに火を灯した。
リビングの照明を少しだけ落としてアンビエント音楽を流す。
アンビエント音楽というのは、音楽のジャンルのひとつで環境音楽とも表現されます。
シンプルなメロディーが空間に空気の様に漂うように繰り返され、
気が付けば空間やその場の空気に溶け込んでしまうようなものです。
分かりやすく言えば、美術館やエステサロンのお部屋などで流れているような
盛り上がる部分が無いヒーリング音楽のようなものでしょうか。
様々なタイプのアンビエント音楽があるので、
自分が心身共にリラックスできる1枚を探してみるのも楽しいかもしれません。
その夜の私は、最近飲み始めたゴボウと黒豆のお茶を飲みながら
揺れるキャンドルの炎を眺めておりました。
骨抜き状態とはこのことか!と思ってしまうくらい全身の力が抜けていきます。
炎の揺らぎには癒し効果があると言われており、体感する方も多いのでしょうね。
炎の揺らぎを再現した火を使わないキャンドルライトも人気です。
人は特別なことをしなくても、特別な場所へいかなくても、
どうしたら自分が癒されるのか、知っているのかもしれません。
炎と言えば焚き火を思い浮かべた方もいらっしゃるでしょうか。
安全性の問題から焚き火を禁止している地域もあるからだと思うのですが、
年々、焚き火経験者が減っているのだとか。
皆さんはいかがでしょうか?焚き火の経験はありますか?
お子さんがいらっしゃる方は、お子さんはいかがでしょうか?
私自身も、今ではプライベートで焚き火をすることは無く、
深夜の初詣の時に神社の焚き火を横目に通り過ぎるだけのような気がしています。
しかし、ここ数年「焚き火」が見直され始めているのをご存知ですか。
薪ストーブも人気なのですが、
季節も時間も問わずスタイリッシュな演出、空間のもとで焚き火を囲んで
炎の揺らぎを眺めながらパチパチと弾ける火の音を聞き、
お酒を飲んだり、会話を楽しむイベントが増えているのです。
心身が本当にリラックスしている時と言うのは、誰もが柔らかい気持ちで居られますから、
自然と温かいコミュニケーションが取れるのでしょうね。
火のパチパチと弾ける音は自然が奏でる贅沢なアンビエント音楽かと。
私にとっては、焚き火だけを楽しむのは少々ハードルが高いので、
まずはバーベキューの後のお楽しみとして
“プティ焚き火タイム”を味わってみようかと思っております。
皆さんもいかがでしょうか?
癒された後の火の始末だけは、くれぐれもお忘れなく。
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