幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

アロマキャンドルを上手に灯すこと、できますか。

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一昨年だっただろうか。

気付けば随分と長いお付き合いを重ねてきている友人に、

クリスマスプレゼントに欲しいものを尋ねた。

すると、友人は「う~ん」と絞り出したような声を漏らしながら天井を見上げた。

その様子を眺めつつ、お酒をいただいているとグッと顎を引き、私の目を見てニヤリと笑った。

嫌な予感がする……と仰け反る私に「何でもリクエストしてもいい?」と詰め寄ってきたため、

要相談で……と答えると「素敵なアロマキャンドル!」と言った。

飾るの?それとも実際に灯す?の問いに友人は「灯す!」と即答した。

その段階で、友人好みであろうアロマキャンドルがいくつか頭に浮かんでいたため、

しっかりと吟味を重ね、贈った。

喜んでもらえたのだけれど、年が明け、ほどなくしてのこと。

豪快に使い込まれたキャンドルの画像が送られてきた。

「アロマキャンドルって、どういう風に使えばきれいに溶けるの?」というメッセージと共に。

そう尋ねてみたくなる気持ちは、どこからどう見てもホラー映画の劇中に登場しそうな、

ロウの溶け跡に囲まれたキャンドル画像からも溢れ出ており、思わず笑ってしまった。

その後も、知人とのやり取りの中で、キャンドルは素敵だけど、

火を灯すとデコレーションがぐちゃぐちゃになってしまうという声や、

灯しているときも火を消した後も焦げ臭いという声を耳にし、

キャンドルをきれいに使うコツは、意外と知られていないのではないだろうか。

と感じるようになった。

 

そう感じたことは、いつの間にか忘れてしまっていたのだけれど、

先日、アロマキャンドルの先で揺らぐ炎を眺めていて思い出しましたので、

今回は、そのようなお話をと思っております。

キャンドルに興味はあるけれど色々と気になることがあるという方は、ちらり覘いていってくださいませ。

もし、お気に入りのキャンドルを手にしたら。

そのキャンドルに火を灯すイメージで読み進めてみてくださいませ。

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【火を灯す前に確認すること】

窓が開いていて風が吹き込む状態やエアコンの風が当たる場所での点火は、

炎から黒い煙(煤)が出て天井や壁を黒くしてしまうことがありますし、

溶けたロウが思わぬ場所へ流れ出ることがありますので風の当たりを確認しましょう。

更に、キャンドルのそばに、紙類、本や雑誌、布、カーテンなどの可燃物などが無いか確認し、

危険なものは遠ざけます。

溶けたロウが溢れることがありますので、キャンドルホルダーや耐熱皿を使用しましょう。

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【点火後に確認すること】

炎が大きすぎたり、小さすぎたり、不安定であったり、煙が出るなどした場合は、火を消します。

火を消した際に溶けたロウが溜まりすぎている場合は、

ティッシュで緩めの“こより”を作りティッシュでロウを吸い取るなどしてロウを少し捨てます。

炎の大きさは、エアコンなどの風によって変わることもあるのですが、

炎の大きさを左右する一番のポイントはキャンドルの芯です。

芯が長ければ大きな炎に、芯が短ければ小さな炎に、芯の先に焦げ玉があると黒い煙(煤)が出て焦げたにおいがします。

状況に合わせて芯をカットしたり、芯の根元を爪楊枝などで掘り芯を出すなどして、調節しましょう。

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【キャンドルの燃焼時間は?】

新しいキャンドルを使い始める時には、

できれば1時間ほど連続して火を灯した方が良いと言われています。

これは、短時間の燃焼を繰り返しますとキャンドルの中央だけが溶けていき、

周りを残したままキャンドルの寿命が来てしまうことが理由のようです。

確かにすぐに寿命が来てしまいますと、もったいないような気はするのですが、

キャンドルの表面に素敵なデコレーションが施されているようなキャンドルは

外側を残したまま飾っておくこともできますので、

あまり拘らずに、まずは、自由に楽しむことが一番ではないかしら、と私は思っております。

もし、無香料のキャンドルで香りを楽しみたい場合は、

溶けたロウの部分にお好みのアロマオイルを数滴落とし、

爪楊枝などで軽く整えますとアロマキャンドルとして香りを楽しむこともできます。

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【火の消し方にもコツがあります!】

一番知られていないのは、火の消し方ではないかと思います。

キャンドルの炎をフーッと吹き消しますと溶けたロウが飛び散ったり、

黒い煙(煤)が出てアロマの香りから一転、焦げ臭いにおいで部屋を満たすことになります。

本来は火を消すための専用の棒があるのですが、これは、割り箸やピンセットで代用できます。

火を消す際には、芯を溶けて溜まっているロウの中に折り曲げるようにして浸して消します。

火が消えたら、すぐに芯を元の位置に戻して真っすぐ立つように整えます。

この時に、芯の先に焦げ玉が出来ているようであればカットしておきます。

このような方法で火を消しますと黒い煙(煤)も出ず、

部屋を焦げ臭いにおいにすることもなく、

次回もスムースに点火することができます。

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キャンドルを灯すとマイナスイオンが発生すると言われておりますし、

炎の揺らぎは、疲れやストレスを取り除き、

心身共にリラックスさせてくれる効果があると言われております。

炎を眺めながら、ただただ頭の中を空っぽにするもよし。

その日に感じた幸せなことを思い返してみるのもよし。

自分自身を見つめなおしてみたり、ゆっくりと呼吸をしながら体をほぐすもよし。

普段とは異なるスイッチを押してリラックスしてみるのはいかがでしょうか。

注意)くれぐれも、火の取り扱い、火の始末には十分ご注意くださいませ。

画像出典:https://jp.pinterest.com/