私は引越の多い人生を継続中です。
現在の住まいは、引越してから2年程経っているのですが、地味に困っていることがあるのです。
それは前住人だった方の郵便物、宅配物が届き続けているのです。
お知り合いからであろう葉書きやお手紙に始まり、
様々な通販会社やショップからのDМ、
各種銀行や保険会社からの個人情報が封入されていることが予測されるような封書類、
そうそう、ある時にはフライパンやスニーカー、
お菓子の詰め合わせなども玄関先までやってきました。
これらは、皆さんもご存知かとは思うのですが、
捨てることも開封することも犯罪で懲役または罰金に処されることがあります。
確か1年以下の懲役または20万円以下の罰金だったかと。
入居のタイミングと前住人の転居のタイミングによっては、
前住人の方への郵便物が数通ほど届くこともありますが、
さすがに皆さん重要書類の転送手続きは優先的に行っているようなので、
届くと言っても通販のDМくらい。
今回は明らかに転出届を出さないまま転居され、
その後も住所変更などの手続きをしていないことが推測できるパターンだったのです。
郵便局や各宅配会社へ連絡済みなのですが、
転居届が一度も出されていないこともあってなのか、
前住人の方が住んでいないことを証明するために、
私が正式な居住者だと証明しなくてはいけないということもありました。
ある時は、急ぎの重要書類と思われるものが直接ポストへ投函されており、
企業の担当者の方へ連絡をし封書を取りに来ていただいたり、
送り返すなどということもありました。
先日は久しぶりに、宅配会社の配達員の方が大きくて重そうなダンボールを抱えていらっしゃったのです。
前住人の方が、住所変更をしていないことに気付かぬまま通販を利用されたのでしょう。
配達員の方は申し訳なさそうに、
「注文していないですよね、宛名が違いますしね。中身はディナーセット……食器一式、です」と仰いました。
私も、お仕事とは言え御足労いただいて申し訳ないという気持ちになりつつ、
「そうですね、食器は注文してないですね。」と返し、玄関先が行き場のない空気に包まれました。
引越シーズですので転出されるご予定がある方は今一度、転出届と転入届のご確認を。
ネットショップにてお買い物をされる方は、こちらもご確認を。
そして、引越先にて私と同じようなことに遭遇されました際には、
最寄りの郵便局へ郵便物を持って行くか、
郵便配達員の方に事情を説明して直接お渡しすることで届かなくなります。
ただし、メール便等の郵便局以外の配達システムを使ったものに関しては、
各宅配会社等へ連絡しなくてはいけませんのでご注意くださいませ。
引越をする機会が多い私は、どちら側の立場にもなる可能性がありますので、
改めて、転居届や転入届の大切さを感じているところでございます。
立つ鳥跡を濁さず、ですね。