最近、書斎のベランダから見える景色がお気に入りだ。
というのは、目線の少し先にあるお宅にブーゲンビリアの木があるのだけれど、それはそれは立派な花を咲かせているのだ。
夏の青い空をキャンバスにしてマゼンタカラーのブーゲンビリアが映える景色。
借景ではあるのだけれど、その色のコントラストを楽しみながら、ほっと一息、これまた最近お気に入りの国産のいちご紅茶を口にするのが密かな楽しみだ。
座っていたままでは見えない景色なので、マグカップを手にベランダに立ち、甘酸っぱいいちごの香りを吸い込みながら、少し先の景色を眺めるのだけれど、本当に心地よい時間だ。
ブーゲンビリアと言えばハイビスカスと並んで気温が高い南国の花というイメージを抱くけれど、気温が高すぎると咲かないこともあるデリケートな花なのだそう。
このため、気温が高い南国では冬に咲く花として知られていると、数日前に足を運んだ花屋の店主に教えてもらった。
そうは言っても、私にとってはやはり、夏を感じさせる花というイメージが変わることは無いようだ。
ブーゲンビリアの花の色は、青みがかった濃いピンクのマゼンタカラーや、白、赤、紫など実にカラフル。
しかし、本来の花は中央にある小さな白いもので、私たちが花だと思っているものは、
本来の白い花を守るための苞葉と呼ばれる葉っぱなのだそう。
真実はそう簡単に顔を出すようなものではないということだろうか。
この中央にある小さな白い花は1つ~3つ目にすることができるそうなのだけれども、
3つのものはとても珍しいそうで、
「ブーゲンビリアの白い花が3つ付いているもの見つけると幸運が訪れる」という言い伝えもあるのだとか。
目にも鮮やかなブーゲンビリアの色の力を浴びながら、小さなハッピー探しを楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。
今年の夏、ブーゲンビリアを目にする機会がありましたら小さな白い花も是非、ご堪能あれ。
画像をお借りしています:https://jp.pinterest.com/