大人になると、これまで大丈夫だったはずの「あれ」や「これ」やが通用しなくなることがあります。
十分食べたはずなのに食べたりない、
それほど沢山食べた訳でもないのに胃がずっしりと重い、
食べたものを消化するのに時間がかかるようになってきたような気がする、など。
これまで気にせずに済んだことが気になり始めると、
年齢を感じたり、年齢のせいにして諦めたり、してしまいがちです。
もちろん、年齢が全く関係ないわけではないけれど、
年齢を重ねた大人には、本物の知恵を自分に合わせて使うという新たな武器が加わります。
今年の秋は、太りにくい食事スタイルで胃腸を労わりつつ、
秋の味覚を思いっきり楽しんでみませんか。
お時間がありましたら、知識のセルフチェックにお役立ていただければ幸いです。
まず、今日は、ご自分が食事をしているときの姿勢と、
食後から食後3時間くらいまでの姿勢を冷静に確認してみてくださいませ。
猫背になっていませんか。
足を組んでいませんか。
背筋はスッと上へ伸びていますか。
腰を丸めていませんか。
脱力しすぎた姿勢で座っていませんか。
試しに、このような姿勢をしてみると体感しやすいかと思うのですが、
全てに共通しているのは胃腸が圧迫されやすい姿勢だと言う点です。
食後に胃腸が圧迫され続けますと、思うように消化活動が行われず、
消化不良をおこして胃腸の具合が悪くなってしまったり、
胃もたれを起こしてしまったり、
体内に摂り込んだ食事の量を正確に体感出来ず、知らぬ間に食べ過ぎてしまう。
本来であればスムースに消化され代謝されるはずの栄養素が、
体内に滞っているわけですから、当然、太る原因になってしまいます。
太る原因は、食べ過ぎや代謝の低下だけではなく、消化不良も含まれるといいます。
そして、このような状態と症状が日常化してしまいますと、
人はつい年齢を理由にしたくなってしまいますが、
原因を取り除きさえすれば、体調も少しずつ整い、
自然と余計なものを溜め込まない体が作られます。
食事をするときや、食後は、出来るだけ背筋を伸ばし、足も組まずに、
女優気分で過ごしてみてはいかがでしょう。
普段、意識していない方や楽な姿勢を続けてきた方にとっては、
少々億劫にも感じられるかもしれませが、今から少しずつ癖付けすれば良いだけの話です。
姿勢を正すだけで、自分の体を健康で溜め込まない体にシフトすることができ、
品のある色香もまとうことができるのですから、お手軽だと思いませんか。
出来ることからで大丈夫。
ひとつずつ、今日も楽しみながらまいりましょ。