気分も日差しも春。
そのような日が増えているように感じたものだから、少しずつ冬物のお手入れを始めたのだけれど、冬物のお手入れをした翌日に限って冬を思わせるかのように冷え込むのはどうしてだろう。
そのようなことを思いながら紅茶で暖を取っていると「洗車をすると必ず、翌日に雨が降るんだよ」と言っていた人のことを思い出した。
世の中には説明がつかないことも、説明が要らないことも多々あって面白い。
そのようなことを思いながらキッチンへ、紅茶のおかわりを淹れに向かった。
こういった寒暖差は、気付かぬ間に体へダメージを与えていることがある。
特に、冬から春のように気温が大きく変わるときというのは、体自身も戸惑っているもの。
このような時季は体サポートにも意識を向けると、暖かい季節へと向かうためのエンジンがスムースにかかるように思う。
今回は、体サポートのコツの中から、何となく体が疲れているときに選ぶ食事のコツをシェアさせていただこうかと思っております。
これは、体が疲れているときだけでなく、体調を崩してしまったときや、外食やカロリー過多な食事が続いた後の胃腸の調整にも応用できます。
ワタクシ、柊希(ひいらぎ)の脳内整理も兼ねておりますが、ご興味ありましたチラリとのぞいていってくださいませ。
私たちが感じる疲労の中には、休む暇がなくて体が疲れているという状態以外に、疲れたことをした覚えはないけれど、何となく体が疲れていると感じる状態があります。
理由が分かっていれば対処方法は多々ありますけれど、原因が思いつかなかったり、休息をとっても状態が変わらないときは、体内の消化活動に注目してみても良いのかもしれません。
といいますのは、私たちの体が使うエネルギーの4割ほどは消化に使われていると言われています。
体を動かしたわけではないけれど、疲れが取れないからという理由で連日焼肉を食べたとします。
すると、体のエネルギーの多くは、食べた焼肉を消化するために使われて、通常活動に使われるはずだったエネルギーが不足し、なかなか疲れが取れないという悪循環に入るのです。
他の例ですと、体調を崩しているときに食欲が落ちるのは、体調を整えることにエネルギーが使われているからだと言われることがありますが、これもこの仕組みによるものですし、
このような体調のときに普段通りの食事を食べると、疲労感が増したように感じられるのも、この仕組みによるものです。
しかし、疲れているときでも栄養は必要ですので、このような時には胃腸が消化しやすいもので栄養を補給しながら胃腸を休めることができると疲労を和らげられます。
消化にかかる時間は、個人の消化機能によって差はありますけれど、胃の中で約3~5時間、小腸の中で約5~8時間、食べ物が胃に入ってから対外へ排泄されるまで約24〜48時間かかると言われています。
(※時間は専門家によっても多少異なりますが、この辺りが目安かと)
そして、食べたものに含まれている栄養によっても異なります。
糖質は消化するのに2~4時間かかり、たんぱく質は4~6時間、脂質は7~8時間と言われています。
ざっくりとではありますけれど、食材の例を挙げますと果物類は約1時間ほど、お野菜は約2時間ほど、白米などの炭水化物は約8時間、お肉は12~24時間ほどの時間を消化に要するのだそう。
体調を崩しているときに、フルーツやお粥、うどんを食べることを想像すると、消化に使うエネルギーを最小限に抑えて栄養を摂るメニューであることが分かるかと思います。
ただ、厄介なのは元気で食欲もあって、だけれども何となく体から疲れが抜けないというときです。
胃もたれを起こすほどではないけれど、揚げ物を毎日食べていたり、たんぱく質と脂質を豊富に含んでいるお肉や乳製品を連日、たっぷりと食べていたり、何かしら思い当たることがあるかもしれません。
消化に時間がかかる食べ物や栄養がダメということではなく、そのような食材に含まれている栄養も健康を維持するために必要な栄養ですので、
全く食べないというような選択の仕方ではなく、外食やそのようなメニューが続いたら、このような視点でメニューや食材を選んだり、量を調整するのも体サポートになるように思います。
季節の変わり目は、体も心も胃腸だって大忙しですので、お食事選びの参考にしていただければと思います。
本日も口福な食卓でありますように☆彡
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