自宅ポストの中身を取り出し、エレベーターに乗った。
郵便物以外のチラシも多く、簡単に要、不要を分けながら自宅階へ向かった。
向かったはずなのに、なかなか開かない扉に、あれ?そう思って各階ボタンを見た。
あー、またやってしまった。
エレベーターは全く動いておらずお行儀よく一階に停まっていた。
気を取り直して自宅階ボタンをを押し、
オレンジ色に光るボタンとエレベーターが動き出すのを確認した。
停まっているはずのエレベーターの扉が開いたとき、人が乗っていたらビックリするだろう。
今日は誰のことも驚かせずに済んだと、胸を撫でおろした。
いや、正確には、私自身が恥ずかしい思いをしなくて済んだことに胸を撫でおろしたのだ。
そのようなことを思いながら再度、手元のチラシに視線を移すと“防災”の文字が目に留まった。
そう言えば、災害時や緊急時用に準備している備蓄品、
特に食品の賞味期限の確認をしばらくしていないような気がして、
目に留まりついでに備蓄品の賞味期限を確認してみることにした。
我が家の災害時に必要な物資に備蓄については、時々お話させていただいているので
薄っすらと記憶に残っている方もいらっしゃるかと思うのですが、
我が家の備蓄品の大半はローリングストックの形式をとっています。
このため、大きく賞味期限などが切れることはないのですが、
手っ取り早く災害対策ができるように作られた災害時専用の備蓄セットは、
つい賞味期限などを見落としてしまうため、機会があれば確認するようにしています。
案の定、3年保管用のいくつかの食品に賞味期限が近づいていたため、
近々、それらは無事に過ごせたことに安堵しつつ、お味見タイムを設ける予定です。
そして、お味見した分に代わる備蓄品に何をプラスするか、
量は足りたか。
我が家の味覚に合うものだったか。
簡単に食べられるものだったか。
このようなことをセルフチェックしながら検討していきます。
小さなお子さんがいらっしゃるお宅では、3年前の備蓄内容と現在備蓄するならばと考えたとき、
お子さんの成長によって内容にも変化が出てくることがありますので、
“備蓄していた品物が無駄にならないように”という視点でのチェックも加えると良いのではないかと思います。
ローリングストックで十分に足りるという場合が多いのですが、
災害時に備蓄品が破損してしまい備蓄品としての効力を発揮できなければ意味がないので、
我が家はローリングストック品7割、災害時専用の備蓄セット3割を目安にしています。
そして、今回私がもうひとつ気付いたのは、乾電池の使用期限です。
食品ではないけれど乾電池にも使用期限があります。
使用期限が切れたからと言ってすぐに使えなくなるものではありませんが、
頻繁に交換するものでもないかと思います。
災害時に乾電池が品薄になったことがありますが、このようなことを経験した方や、
見聞きした方は乾電池の備蓄もしていらっしゃるのではないでしょうか。
この辺りも、備蓄品を無駄にしてしまわないように、使用期限を確認したり、
実際にどれくらいの量を準備しておくとよいのか、
考えるタイミングにしてみても良いのではないでしょうか。
我が家はリモコン類に使用する乾電池を普段からストックしているので、
このストック品を購入した際に、その中から少しだけ災害時の備蓄に取り分けます。
そして、前回取り分けた分と交換し、備蓄分はできるだけ新しいものを用意しています。
災害時や緊急時の準備という点に意識が集中してしまいがちなのですが、
その準備したものを無駄にしないための視点もあると、良いのではないかしら。
と、備蓄品をうっかり大量に無駄にしてしまった経験がある私は思っております。
何かしらのキッカケにしていただけましたら幸いです。
今日も皆さんと、皆さんと大切な方々が笑顔でありますように☆彡