備蓄品の中に賞味期限が近付いているものがあることに気付き、それらを取り出した。
これまでは、備蓄品をリスト化したいと思いつつも手が回らず、何となく頭の中で把握していたのだけれど、自粛期間中に断捨離と並行して備蓄品の賞味期限や所持数などをリスト化したこともあり、余裕をもって取り出すことができた。
いつの間にか所持しすぎていたものや、備蓄していると思い込んでいただけで備蓄していなかったものなども分かり、随分とスッキリとさせた備蓄品なのだけれど、
その内容をリストで見てみると、緊急時の自分にとって何があることに安心するのかが透けて見えたようでもあり、備蓄セットと一口に言っても、ご家庭によって随分と内容が異なるのだろうなと感じた。
そのようなことを思いながら取り出した備蓄品の中には、「水」もあった。
我が家は、ペットボトルの水を少し多めに備蓄している。
一度だけ、水道の水が数日間止まるという経験をしたことがあるのだけれど、その時に、想像以上に水を使うことに気が付いたのだ。
当時も、飲み水の備蓄は十分にあったのだけれど、水道の復旧作業がいつ終わるのか分からなかったため、飲食メインで消費することにした。
肌が弱い方やアレルギーを持っている方ならば分かっていただけるかと思うのだけれど、水を使わずに洗顔できる拭き取りシートのような便利アイテムを使うことができない私は、洗顔するにも水が必要になる。
しかし、貴重な水だと思うと洗顔に使うことを躊躇ってしまい、当時、偶然持ち合わせていた試供品の便利アイテムに手を伸ばしてみたところ、薬を必要とするようなアレルギーに近い肌荒れを起こしてしまったのだ。
幸い、水道もすぐに復旧し、トラブルは最小限に抑えることができたのだけれど、その経験から水を多めに備蓄するようになった。
と同時に、緊急時には、普段使い慣れていないものには手を出さないことも身を守る術のひとつになることを、身をもって知ることとなったのである。
飲み物の備蓄と言えば、よくジュースやコーヒー、スポーツドリンクなどを備蓄しているという話も聞くのだけれど、水は命の水と言われるだけあり、飲食以外の様々なシーンで重宝する。
だから、水を飲む習慣が無い、味がしないものを飲むことが苦手というご家庭でも、好みの飲み物と一緒に水を備蓄しておいても損は無いように思う。
しかし、飲みなれていないものを備蓄するのも気がすすまない方もいらっしゃるので、そのような方は、茶葉や濃縮エキスタイプ、粉末タイプになっている飲み物を水と一緒に備蓄するとうのも手。
例えば、お水と一緒にカルピスの原液を1本備蓄しておけば、乳酸菌までカバーできてしまうので一石二鳥以上なのではないだろうか。
そして、賞味期限が近付いている重たいペットボトルを取り出しながら、ふと思ったのである。
高度な技術を使って整えられた水が密封してあるのだから、備蓄専用ではない水も、もう少し日持ちしても良いのではないだろうかと。
もっと楽に管理できないかというズボラ心からのクエスチョンだったのだけれど、調べてみると「水」そのものは、そう簡単には悪くならないのだとか。
しかし、ペットボトル容器には安心、安全に水を守ることができる期間というものがあり、またこれも、保存環境や保存状態によって変わることから、水に与える影響を考慮して賞味期限が設けられているというのだ。
私が備蓄している水の中には、最長5年間保存できる備蓄専用タイプのものがあるのだけれど、こちらに使われているペットボトル容器は、確かに強度が高く、より安心、安全に備蓄できる作りになっている。
水が苦手な方は、水を短期間で消費しながら備蓄するローリングストックで管理するのは大変なので、そのような場合には、少し割高にはなるけれど5年間保存可能な備蓄専用タイプの水をストックしておくのも手かと。
数か月に1度購入しながら必要な備蓄数まで増やすことができれば、消費期限も少しずつズレるため、一度に準備する大変さを避けられるだけでなく、
小まめな消費期限の管理や消費期限前の大量消費などの煩わしさからも解放されるように思う。
今年は、暮らしや持ち物を見直している方も多いかと思います。
と同時に、最低限の供えはしておこうという方も増えていると聞きます。
一度に整えるのは大変ですので、この機会を、何かしらのヒントやキッカケ、違う視点からのセルフチェックなどの機会にしていただけましたら幸いです。
(※水の備蓄に関する詳細は下記の関連記事内で触れていますので、ご興味ありましたら合わせてどうぞ。)
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