こちらでは時々、雑穀のお話もさせていただいております。
私自身は、メニューや気分によって雑穀を混ぜたご飯を楽しんでいるのですが、
知れば知るほど、雑穀ご飯には、私たちの体が本当に必要としている「命を育むもと」が詰まっているように感じます。
とは言っても、白米が持つ安定の美味しさも手放せないですし、
体に良いと分かっていても、自分の体質や好み、ライフスタイルなどに合う、合わないは当然あります。
ですから、これをしなければ健康になれない、これだけをしておけば健康になれるといった極端な視点ではなく、
まずは、楽しくトライしてみて自分に合えばラッキー!
合わなければ自分の経験値、知識が上がった!いつか応用できるかも。
次は自分に合う何かに出会えたらいいな!
というような気持ちで、暮らしの中の小さな楽しみのひとつとしてトライしていただければ幸いです。
さて、今回のターゲットは、「丸麦」です。
以前、大麦のお話をさせていただいたときに少しだけ触れておりますので、
覚えている方もいらっしゃるかもしれませんね。
丸麦は、その名が示しているように、大麦の外側の皮を剥き、周りを削り落とした状態のものです。
形を変えてはいるのですが、加工途中で熱を加えたりはしていないため、麦本来の風味を感じることができます。
しっかりとした噛み応えがあり、少量でも満足感が得られるので、
ダイエットや体内デトックスのお供にも適しています。
食感は、プリッ、プチッ、ムチッとており、お味は、小麦の甘味があるので、
和風メニューだけでなく洋風の味付けにも合います。
ご飯に混ぜ込んで炊く以外にも、キヌアのような使い方でサラダに混ぜ込んでも良いですし、
ハンバーグに混ぜ込んたり、リゾットや雑炊でも美味しくいただくことができます。
栄養面ですが、カルシウムやビタミンB2、ポリフェノールといった、
私たちの美容と健康に必要な栄養が豊富ですが、メインはやはり食物繊維です。
食物繊維には2種類あるというお話も、度々させていただいているので重複してしまいますが、
この丸麦に含まれている食物繊維は、水溶性の食物繊維です。
体内で水に溶けるとゼリーのような状態に変化する食物繊維で、
他の食べ物をコーティングして胃から腸へと進んでいきます。
これは、“食事によって血糖値が急激に上がることを抑えてくれる”ということ。
巷でよく耳にする分かり易いフレーズに言い替えると、
“糖の吸収を穏やかにしてくれる”と言うこともできます。
カロリーが高いメニューを召し上がる日には、ご飯に丸麦を少し、混ぜ込んでみてはいかがでしょうか。
白米ばかり食べるようになった人たちの間で脚気が流行った時代があります。
もちろん、今とは、その他の食生活が異なるので、
雑穀を食べないと脚気になる、というようなことはないと思うのですが、
知らぬ間に招いてしまう不調や病、それらの元を防ぐことができる栄養が雑穀には入っています。
ですから、時々、このようなものを混ぜ込んだご飯やメニューで、
体内環境を出来るだけ、カラダ本来の状態にすることも、
美容と健康の土台作りのひとつの手ではないかと思うのです。
今日口にしたものは、3か月先の自分の体を作ると言われています。
今日も、美味しく楽しく健やかにまいりましょ☆彡
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