目に留まったタルトに、たっぷりと乗せられていたのは、そろそろ旬を終えるパパイヤだった。
熱帯地域で栽培されているフルーツで、国内では沖縄や鹿児島などで栽培されている。
しっかりと熟した黄色いパパイヤは酸味や苦みがなく、まったりとした甘さが人気だけれども、
野菜のように使われる青パパイヤとは種類が異なり、こちらは熟しても甘くならないという。
時々、青パパイヤの栄養価が注目を浴びることがあるけれど、
黄色いパパイヤも非常に栄養価が高く、侮れないフルーツである。
ハウス栽培もののパパイヤは年中楽しむことができるけれど、
旬のパパイヤを楽しめるのは、あと僅かですので、今回は、パパイヤのお話を少しと思っております。
フルーツですので、ビタミン、ミネラル、カルシウム、食物繊維などはもちろん、ひと通り含まれているのですが、
この割合がとても高く、海外にあるフルーツの栄養素を調べてランキングを発表している機関によると、
パパイヤは、医者いらずと言われているリンゴやオレンジ、バナナなどを上回る栄養が含まれており、ファンタスティックフルーツのひとつなのだとか。
パパイヤが得意とする効果として挙げられるものと言えば、貧血予防や、
コレステロールの酸化を防ぎながらコレステロールを下げ、心臓疾患の予防に繋がるというものが多いように感じているのだけれど、
パパイヤの解毒力ももっと注目されてもいいのではないかと思ってる。
いつものズボラ発想で恐縮ですが、200グラムほどのパパイヤを1度食べるだけで、
パパイヤの解毒作用は体内で3日間、働き続けてくれると言われているのです。
時々、このように数日間もの間、体内で働き続けてくれる成分を含んだ野菜やフルーツがあるのですが、この特性、ワタクシ大好きであります。
解毒作用と言っても具体的には何をしてくれるのかしら?と思われるかと思いますので、簡単におさらいしますと、
私たちは日々、大なり小なり有害物質を体内に摂り込んでしまっています。
通常、この有害物質を無毒化して体の外へ出す働きを担ってくれているのが肝臓です。
しかし、ハードワークを強いられている肝臓も疲れていてはフル稼働できません。
この無毒化、解毒作業を手伝ってくれる毒消し成分をたっぷり含んでいるのがパパイヤなのです。
しかも、もう一度申し上げますが、1度食べるだけで3日間働いてくれるなんて、確かにファンタスティックフルーツだと思いませんか。
パパイヤには消化を助けてくれる消化酵素も含まれていますので、
胃腸が疲れている時に口にするのもおすすめです。
食べる機会が多いフルーツではないかもしれませんので、
「あー、パパイヤ食べたい」という気分になる機会は少ないもしれませんが、
召し上がる機会がありましたら、3日間続く毒消し成分を味わってみてはいかがでしょうか。
実は、パパイヤの種も注目されるだけのチカラを秘めているのですが、そのお話はまた機会がありましたら……。
本日も、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
※ラテックスアレルギーをお持ちの方はラテックス・フルーツ症候群にもご注意下さいませ。
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