私は、喉に違和感を覚えてうがいをするとき、エルダーフラワーのハーブティーをこれでもかというくらい濃く作り、冷ましたものでうがいをする。
だから、うがい薬のようなものには慣れておらず得意ではないのだけれど、久しぶりに、うがい薬のイソジンを購入してみた。
覚えてはいないけれど、子どもの頃に何か、イソジンによって衝撃を受けたのだろうか。
あの癖がある諸々に今も少しだけ緊張してしまう。
気まぐれで購入したそれは、使うつもりで購入したはずなのに、2週間ほど手付かずのまま救急箱に眠っていた。
意を決して開封したのだけれど、パッケージに印字されていたのは、「イソジン」ではなく「明治うがい薬」であることに気が付いた。
私の中でイソジンは、未だにカバくんファミリーであり、うがい薬と言えばイソジンなのだろう。
大人の事情が絡んでおり、イソジンの新しいパッケージキャラクターは、数年前に犬の家族にリニューアルされている。
私の記憶が正しければSuicaのペンギンキャラクターを世に送り出したイラストレーターの方による犬の家族だったはずだ。
もちろん、新キャラクター家族も可愛らしいのだけれど、私の脳の記憶が、イソジン=犬の家族正しく書き換えられるまでには、もう少しだけ時間を要するようだ。
「うがい」と言えば、以前暮らしていた英国には、風邪予防やインフルエンザ予防で行う「うがい」の習慣がない。
「うがい」という行為そのものはあるのだけれど、喉に何かしらの症状が出て初めて行う処置といった認識なのだ。
帰宅後に手を洗い、うがいをしていると「喉に何か悪い症状が出ているのか?」と尋ねられ、
諸々の雑菌やウィルスから予防だと言うと、露骨に「意味わからない」といった顔をされていた。
「地味だけれど、効くよ」と控えめに言ってみたけれど鼻で笑われる始末だ。
そして、9月に入って喉の調子を悪くしたり、風邪をひく子どもや大人たちを見て、心の中で思っていた。
うがいをしないからだ、と。
世の中に「絶対」は無いと思っているけれど、なかなかいい仕事をする「うがい」だと思っている。
喉も乾燥する季節となりました。
皆さまも、うがいと手洗いで健やかな秋をお過ごしくださいませ。
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