ワタクシ、お薬が苦手です。
お薬に頼ることも、頼らざるを得ないシチュエーションに出くわすことも、あります。
ただ、直ぐに症状を治すことはできるけれど、同じくらい体へのダメージを感じることがあるのです。
ですから、よくある症状、もちろん未病と呼ばれる状態でのお話なのですが、
自然の食材に力を借りることがあります。
体がお薬に慣れてしまいますと、体が本当にお薬を必要とするとき、効きが悪いと困りますものね。
これは、私の身内に起きたお話なのですが、
普段、できるだけお薬に頼らずに生活していた身内が入院することになったのです。
入院しますと、お薬などを処方されますが、そのお薬が、どれもスパッとすぐに効くと主治医が驚いていたのです。
お見舞いに行っていた私の目には、そのリアクションがとても新鮮に映ったものですから、
お薬の効きが良い人、効きがいまひとつという人の違いは何なのか尋ねてみたのです。
きっと、お医者様からすればちょっと面倒な見舞客だと思うのですが、
ワタクシ、こういうプロの声を聴くことができる機会は逃しません。
すると、私の身内にいくつかの質問をし、答えてくださいました。
年齢的なこと、体質、病状、体調などでも大なり小なり違いはでるとのこと。
ただ、日頃、病院からの処方薬や市販薬の摂取量が少なければ、
体がお薬に慣れていないため、よく効くことがあるのだそう。
もちろん、十人十色なのでこの答えが100%では無いけれど、
お薬はここぞという時に使うものだと思う、という言葉に、確かに、と思ったのです。
自分の無茶、今回で言えば、胸やけを起こす原因の数々になるわけですが、
これに付き合わされた挙句、お薬投入で負担をかけられ続けたのでは、体も匙を投げるのではないかと。
ですから、お薬同様、レスキュー食材にも目を向けてみるのも良いのではないかしら、
と思っており、時々、食材のお話などもさせていただいております。
本題に入る前にお喋りが過ぎてしまいましたが、今回は胸やけと、そのレスキュー食材のお話でございます。
ご興味ありましたら、お付き合いくださいませ。
胸やけとは、胃の中から何かが上がってくるような違和感や、胸が焼けるような痛みを感じる症状のことです。
大人の方であれば、1度くらいは感じたことがある症状ではないでしょうか。
この症状を引き起こす原因の多くは、
胃に刺激を与えるような食べ物や消化に時間がかかる食べ物、アルコールの摂りすぎといった暴飲暴食ですが、
これらの他にも、疲労やストレス、睡眠不足、たばこの吸いすぎなどが原因となることもあります。
このような症状が起きたときや、症状の前触れを感じたときにできることと言えば、
睡眠を取って刺激物を控える、食べる量や飲む量を抑えるということかと思います。
ただ、これだけでは時間もかかってしまいますので、この対処法に加えて、
食べたものの消化や分解を助けてくれる消化酵素をたっぷりと含んでいる食材を食べることで、
胃の働きをサポートすることができます。
その食材の筆頭として挙げられるのは大根です。
大根は大量に食べてもお腹を壊さいないですし、食あたりもしないと言われております。
ここから、人気が出ない役者、あたらない役者のことを大根役者と言うようになったという話もありますね。
大根には、消化や分解を助けてくれるだけでなく、
発がん性物質を分解してくれる成分も含まれておりますので、
一石二鳥以上の効果を丸ごといただいてみてはいかがでしょうか。
ただ、注意したいのは、その食べ方、調理方法です。
大根は、熱を通しますと消化酵素などの効果が弱まりますので、
特に胸やけ対策として召し上がる場合は、出来るだけ生で召し上がってみてくださいませ。
※詳しくは過去記事でも触れております。
年中美味しくいただける大根ですが、今がまさに旬です。
旬のお野菜は、その力を最大限に発揮してくれる特徴もありますので、
その時々の自分やご家族の状態に合わせた調理方法で今日も健やかなひと皿を。
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