景色の色合いが徐々に秋らしさを増してきた。
パッと目を惹くビタミンカラーから落ち着きを感じられるアースカラーへのシフトである。
まだ夏の残り香のような暑さは残っているけれど、その落ち着きある色味に日差しが当たっているところを目にすれば、気分は自然と秋へと誘われる。
今回は、これから目にする機会が増える色、ブラウンカラーが人に与えるあれやこれやのお話を少し、と思っております。
以外にも好き嫌いが分かれる色なのですが、自然界に多く存在している色のひとつで、無意識に常日頃から触れている色でもありますので、「色」にご興味ありましたら、お好きな飲み物片手にお付き合いいただければと思います。
ブラウンと言っても迷彩度が異なる様々なブラウンがありますが、一般的に言うブラウンは、オレンジ色やレッドといった温かみを感じる色にブラックを混ぜた色です。
お洋服の色で自分に似合うブラウンと全く似合わないブラウンがあると感じている方は、ブラウンに含まれているオレンジやレッドの配分や、どちら寄りのブラウンなのか、あとはそこに加えられているブラックの分量や迷彩度の違いによって似合う、似合わないが出ることがあります。
一口にブラウンと言っても、多分ざっと1000色以上は作ることができるはずですので、ブラウンカラーは似合わないけれどブラウンカラーのお洋服を着てみたいと思っている方は、
根気よく、ブラウンカラーを試着できる機会があれば片っ端から試着して、自分に合うブラウンカラーを探してみるのも手かと。
脱線してしまいそうなので、お話をブラウンカラーに戻しますけれど、
ブラウンカラーは、グリーンと同じくらい自然界に多く存在する色なので、人が目にしたとき、触れたときなどには自然と安心感や温かみ、癒しなどを与えます。
一見目立たない地味な色にも見えるのですが、人や空間、暮らしや人の気持ちにすーっと溶け込む不思議な色でもあります。
ただ、このさり気なさといいますか、詫び寂に通じる雰囲気といいますか、なかなか高度な色なのでブラウンカラーの良さに目覚められるのは、ある程度の年齢を重ねた大人だという見方をする専門家の方もいらっしゃいます。
ブラウンカラーは落ち着きを持った色なので、気持ちが落ち着いているときや忍耐力があるときに手が伸びやすいです。
また、好きな色にブラウンカラーを挙げる方は、落ち着いた雰囲気を放っており、自分の考えもしっかり持っていることが多く、周りの人の緊張を知らぬ間に解していることも。
一見大人しそうに見えても、必要であればしっかりと自己主張することもできるので、周りを驚かせることもあったりするのかもしれません。
このような性質をもったブラウンカラーですが、ブラウンカラーは好きだけれど、どういうわけか最近は惹かれないと感じているときというのは、
気持ちの奥底で、様々なことにトライしてみたい、何か新しい変化が欲しいといったことを感じているサインであることも。
変化を望むときというのは成長したい気持ちの現れでもあるので、自分と向き合ってみるのもよいのではないでしょうか。
色が持つ効果を知って色の力を借りることもできますけれど、私たちの中には既に、必要なものを欲するセンサーがあります。
普段は惹かれない色に惹かれたときには、その気持ちを優先すると違う景色を見ることができるかもしれません。
毎日使う歯ブラシの色で必要な色の力を受け取るも良し、気軽に楽しみながら色と触れ合ってみてはいかがでしょうか。
何かしらのヒントや閃きのきっかけにしていただけましたら幸いです。
関連記事:
画像をお借りしています:https://jp.pinterest.com/