数カ月ぶりに連絡を取り合った友人たちがいるのだけれど、皆が示し合わせたかのように「最近、モチベーションが上がらない」と言った。
モチベーションを保つということは思う以上に難しく、なかなか上がらないそれと向き合っているときの、八方塞がりのような状況は時に辛くもあるけれど、下がってもいいんじゃないだろうかと思うのだ。
そう返すと友人たちは、これまた示し合わせたかのように「他人事だと思って」と言うのだけれど、タイミングこそ違うけれど、誰にだって起こることである。
それよりも、自分で自分自身に対して「やる気がないのはダメだ」「モチベーションが下がるのはダメだ」などと無意識に、言葉の呪詛(じゅそ)をかけていないかどうか、そちらの方が気になったりもする。
呪詛(じゅそ)などという言葉を使うと物々しいけれど、人は簡単に言葉の鎖で人を縛ってしまいがちで、それは自分自身に対しても然り、である。
もちろん、やる気や意欲が漲っていて、目標意識があって、前進していくことは素晴らしいことで、そう在りたいし在り続けたいけれど、下がることがあるからこそモチベーションを感じることもできるわけで。
だから、自分のことを「モチベーションは下がるもの」、「今はモチベーションが休暇中」といった大らかな視点から眺めることができれば、休暇中だったモチベーションも、気持ち新たに浮上してくるのではないかと思うのだ。
「またか」と突っ込まれてしまいそうだけれど、このような時ほど焦らず、深呼吸。
そして、ご機嫌を損ねてしまったモチベーションにお茶でもお出しするような気分で、お茶で一服してから仕切り直しても遅くはないように思う。
そう思っている私自身、焦ったり、言葉の呪詛(じゅそ)に苦戦することもあるのだけれど、その度に「モチベーションは下がるもの」、「私のモチベーションは只今休暇中」といった視点から俯瞰し、突破口と突破のタイミングを探している。
今年は気を張ったまま、新しいことに対応していかなくてはいけない環境だということもあり、思わぬタイミングで表れる体調の揺らぎや気持ちの揺らぎに慌てることもあるかもしれないけれど、そのような時は一度、「そうなることもあるよね」と思ってみるのも手。
本心が思っているかどうかは関係なく、とりあえず、そう思ってみるのである。
そうすると、自分を縛っていた言葉の鎖がするすると解けて、思いのほか早く復活できるように思う。
自分のご機嫌は、一番近くに居る自分が率先して取る。
これができれば、自分を信じることができるようになって、自信にも繋がるように思う。
まぁ、言うは易く行うは難しなのだけれど。
何かと揺らぎやすい時季ではありますけれど、本日も口角をキュッとあげてまいりましょうね。
良き日となりますように☆彡
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