幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

物産展で見つけたウフフッの種。

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国内外を問わず、物産展と呼ばれる催しを見て回るのが好きだ。

知らない職人技や味に触れることができたり、現地の言葉や県民性に触れることができたり、お気に入りのものに再会できたりと、自由に楽しむことができる暮らしのテーマパークのような空間である。

何年も愛用しているカラフルなインコを模したワインオープナーは、イタリア物産展だったかフランス物産展だったか忘れてしまったけれど、そのような場でひと目惚れし、衝動買いに近い形で連れ帰ったものだ。

テーブルに置いておくだけで心が弾むものだから、未でもお気に入りの一品なのだけれど、実はこれ、周りからの評判はいまひとつ。

私はワインコルクを上手く引き抜くことが苦手なので、自分以外の誰かにお願いすることが多いのだけれど、インコを模したワインオープナーを手渡すと「これは可愛いけれど、他のワインオープナーはないの?普通のでいいから」と必ず言われるのである。

そして、普通とは何ぞや!?と突っ込みを入れつつ、「普通の」を差し出している。

今ではカップボード内のインテリア雑貨と化しているけれど、それを目にする度に、始めて目にしたときの心弾むあの感覚を思い出し、密かにウフフッと楽しんでいる。

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国内の物産展も、今年の年明け辺りまではふらりとのぞきにいっていたのだけれど、当時、東北のお味噌専門店が出店していた。

お味噌を購入する予定は全くなかったのだけれど、美味しそうな食べる甘酒に目がとまった。

発酵のプロでもある、お味噌の専門店が作る甘酒とくれば自然と期待値も右肩上がり。

一番小さな袋に入ったそれをいただいて帰った。

一口味見をしたところ、一気に食べてしまいほどの美味しさで、これをきっかけに食べるタイプの甘酒に興味を持った。

それから、時折、食べるタイプの甘酒を食べ比べしているのだけれど、あのお味噌専門店のものを超えるものに出会えずにいる。

お店の名は忘れてしまったけれど、とても親切な店員さんがいらして、その場でサラサラと書いてくださった食べる甘酒の手書きレシピが手元に残っている。

大切に持ってはいるものの、何となく自分で作ることへのハードルが高く、購入専門でいたのだけれど、お籠りがちな今こそレッツトライ!のタイミングではないだろうかと思い立ち、数日前に米糀を購入した。

中途半端に残っているもち米と米糀で、どのような食べる甘酒ができあがるのか、今から楽しみである。

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甘酒の嬉しい効果については、過去記事内でも度々触れているので、おさらいする程度にとどめておこうと思うけれど、

甘酒は飲む点滴という異名を持っており、豊富に含まれているビタミンB群は、夏バテ対策や疲労回復、腸内環境を整えることや新陳代謝をスムースに行うことなどを手助けしてくれると言われている。

同時に働いてくれるため、健康と美容を同時に底上げしてくれるレスキュードリンク、レスキューフードといったところだ。

更には、寝不足の朝などにグビッと飲むと、体内時計を正常に調整してくれるため、1日中だらだらと寝不足の体を引きずらずに済むというメリットもある。

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巷でも甘酒の魅力を伝える様々を目にすため、麹に興味がある方は大勢いらっしゃると思うけれど、中には甘酒は苦手だという方もいらっしゃるかと。

そのような場合は、塩麹で麹を楽しんでみても良いのではないだろうか。

麹の発酵具合によって味が大きく異なるため、市販のものの中から好みのものを探すもよし、ホームメイドするもよし、選択肢も色々である。

塩麹は、甘酒ほど手間がかからず、お子さまと一緒に作ることもできるので、夏休みのちょっとした経験にもおすすめだ。

分量は、必要量に応じたレシピがネット上に溢れているので各々探していただきたのだけれど、必要なものは、乾燥麹、塩、ぬるま湯、ジップロックなどの保存袋の4つのみ。

作業工程は、乾燥麹を保存袋に入れて軽く揉みほぐし、そこに塩を入れて混ぜ合わせ、ぬるま湯を注いで、保存袋ごと揉み混ぜたら1日放置する。

水ではなくぬるま湯を使うのは、塩麹特有の旨味を引き出すためだという。

翌日は、この保存袋にぬるま湯を足して混ぜ合わせ、1週間から10日間ほど常温で発酵させたら塩麹のできあがりである。

発酵期間中は、毎日保存袋の中に溜まった空気を抜いて揉むという作業がいるけれど、保存袋ごと揉むだけなので、思うよりもラク。

空気が溜まるのは麹が生きている証拠なので、育っていることを感じながら混ぜると、愛着が湧くようにも思う。

こうしてできた塩麹は冷蔵庫で保存し、お塩代わりにお料理に使うと、塩気だけでなく旨味も加わるので、一石二鳥だ。

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昨年の夏のような自由や解放感には程遠い夏だけれど、そこにストレスを感じるのではなく、暮らしの中にある小さなウフフッを重ねながら、拾い集めながら、上を向いて過ごしたいものである。

8月も、ここへ足を運んでくださっている皆様の日々が、キラキラと光るものでありますように☆彡

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