母の日が近づいてきましたね。
贈る立場の方、贈られる立場の方、両方の方といらっしゃるかと思うのですが、
やはりカーネーションが登場する機会が多いでしょうか?
この時期のお花屋さんはカーネーションの鉢植えや切り花で賑やかになります。
街中のあれやこれやにもカーネーションのプリントが施してあったり、
シールが貼られていたりします。
季節の花が一斉に咲き始めるかのように
季節行事のモチーフで街中が華やぐのは
現代の風物詩とも言えるのかもしれないですね。
時々、少しずつフラワーセラピー目線でお花をご紹介しているのですが、
今回は母の日も近いので「カーネーション」にフォーカスしてみたいと思います。
カーネーションを贈られるご予定がある方は、
色選びの参考などにしていただければと思います。
【カーネーション】
母の日のイメージが強いカーネーションですが、
お花やさんやスーパーの切花コーナーなどでは年中見かける、
とても入手しやすいお花です。
立派な一本の茎に、お花をひとつ咲かせるものもありますが、
一本の茎が先端の方で枝分かれし
たくさんの花を咲かせるスプレーカーネーションというものもあります。
こちらは1本にたくさんのお花を咲かせてくれますし、
お花の持ちも良いので、
長く楽しめる切り花を飾ってみたいと思われた方にもおすすめです。
私は一本購入して短めにカットするのですが、
茎を数本に分けるようにしてカットします。
これを小さなグラスに挿すと、お花のボリュームも増しますし
茎の長さが短くなった分、お水がお花に届きやすく更に長持ちしやすくなります。
リビングと玄関という風に数カ所に分けて飾ることもできますので、
スプレーカーネーションは、
手軽にたっぷりとお花を楽しみたいときにも重宝します。
カーネーションの香りはとても繊細で気が付きにくいのですが、
カーネーションにも香りがあることをご存知ですか?
カーネーションは意外にも歴史のお花で、
古代ギリシャ時代には香料として栽培されていたのです。
日本には江戸時代辺りに入ってきたようなのですが、
当時のカーネーションは香料として栽培されてきた名残りのある品種だったのか、
そのスパイシーな香りからジャコウナデシコと呼ばれていたこともあったお花です。
今私たちが手にするカーネーションは目立つ香りはありませんが、
鼻を近づけると、ほのかに優しい香りを感じることが出来ます。
さて、カーネーションのセラピー効果ですが、
カーネーションは主に体の毒素を排出する働きに長けているようです。
毒素の排出を促しますので利尿作用があります。
この為、腸の動きを活性化したり、便秘を改善したり、
二日酔いなどにも良いと言われています。
更に、温かな安心感や寛大な愛をもたらすため、
人間関係を良くするお花と言われています。
ですから、母の日のお花としてもピッタリなのですが
結婚式に飾ったり、結婚記念日などに飾ったりするのにも良いですね。
次にカーネーションの色選びなのですが、
フラワーセラピーにカラーセラピーを組み合わせてもいいのですが、
今回は母の日の贈り物としてフラワーセラピーに花言葉を合わせて
ご紹介してみたいと思います。
欲張りさんや、もっと色々と組わせて選びたいという方は、
「フラワー+カラー+花言葉+誕生日花」など自由に組み合わせてみて下さいませ。
【カーネーションの花言葉】
カーネーション全般の花言葉は、
「女性の愛」「無垢で深い愛」「純粋な愛情」「感動」などです。
そして、母の日に贈る機会が多い赤いカーネーションは、
「母の愛」「愛を信じる」「熱烈な愛」と、とてもストレートで真っすぐなメッセージ。
そして、ピンクも贈ることが多いかと思うのですが、
こちらは、「感謝」「暖かい心」「美しい仕草」「上品・気品」とこちらも母の日にぴったりです。
ただ、少し注意が必要な花言葉を持つ色がいくつかあります。
まず、少し紫がかった黒っぽい深紅色のカーネーション。
とても渋くてセクシーで素敵なのですが、
花言葉は「欲望」「私の心に哀しみを」というもの。
次に黄色いカーネーション。
とても軽やかで可愛らしいカーネーションなので
私は大好きなのですが
「軽蔑」「美」「愛情の揺らぎ」「嫉妬」「友情」という花言葉があり、
少々ネガティブなものも含まれているので
記念日などの贈り物としてのお花には選ばずに、
日常使いのお花として楽しんでいます。
あと、気を付けたいのは白いカーネーションです。
花言葉は素敵なもので「尊敬」「私の愛情は生きています」「純潔の愛」
というものがメジャーなのですが、
白いカーネーションは他界されたお母様へ贈るお花なのです。
こちらに限っては、
お花屋さんの方が伝えて下さるかとは思うのですが、
知っておくといいかもしれませんね。
今回は「母の日に贈る花」という視点からのご紹介だったのですが、
お花は自由に楽しむものですので、
ご自分の感性や、贈る相手の事を思って選ぶお花が一番です。
その部分を大切にした上で、
用途に合わせて色々な視点で、
ご自分の楽しみ方をたくさん見つけていただけたら幸いです。
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