「そら」が好きなこともあり、ただただ空を見上げているだけという時間がある。
それでも冬は、防寒をしていても、早々に切り上げて暖かい室内へと戻ることが多かった。
しかし、寒さが和らいでくると、星空を見上げる機会や時間は自然と増えてゆく。
それなのに、春の夜空を彩る星座たちには、そう簡単には会うことができない。
歯痒いけれど、春の夜空には花粉や黄砂が漂っているらしく、
薄いベールがかけられているみたいに、霞んでいるのだ。
この薄いベールを纏う夜空は、冬の終わりと春の訪れを感じられもするのだけれど、
天体観測をするには向かい季節だとも思ってしまう。
とは言え、雨上がりの春の夜空は本当に澄んでいて、
その限りなく黒に近い青をした夜空に浮かぶ星々の輝きは、少しだけ、
その日の色々をクリアにしてくれるような気がしている。
今日はどうだろう。
そう思いながら、その日はベランダから夜空を見上げていたのだけれど、
例の薄いベールに覆われており、いつもなら見えるはずの星を見ることはできなかった。
それだけ花粉も飛んでいるということか、と思った瞬間ハッとした。
ワタクシ、ここ最近、花粉症デビューを果たしてしまったのだけれども、
もともとアレルギーを持っていることも関係したのか、
花粉症の発症を機に交差反応と呼ばれる症状も併発し、
アレルギー対象物が一気に増えてしまったのだ。
そのひとつひとつと向き合うことを思うと軽く眩暈を起こしそうになるけれど、
体に表れてしまうものは仕方ないと腹を決め、
自分なりにベストなお付き合いの度合いを探し当てるべく、前向きに、日々模索中だ。
ただ、今シーズンの花粉には全くと言っていいほど体が反応しておらず、快適に過ごせているのだ。
これまでであれば、鼻のかみすぎによる肌荒れを防ぐため、
しっとり優しいタイプのティッシュを大量に買い込んだり、
痒くてたまらなくなる目をケアするための、
アレルギー用の目薬を準備したりと地味に忙しかったけれど、
気付けば、それらから解放されていた。
昨年と何が違うのだろうかと思ったとき、
真っ先に頭に浮かんだのは腸内環境を意識して整えたことだった。
もちろん、これまでも腸内環境を整えるべく乳酸菌やその他には気を配ってはいたのだけれど、
多分、自分の体質に合った乳酸菌に辿り着けたのだと思った。
毎日口にする食材から、様々な乳酸菌を摂ることが一番なのだけれど、
腸内に居る菌の顔触れは、年齢や生活習慣、食習慣、ストレス具合、
肥満体系、標準体型などによって異なる上に、
花粉症やアトピーなどを持っている方は、腸内環境が不安定であることが多いため、
不足している乳酸菌も人それぞれ異なっているという。
通常の食事だけではバランスを保つことが難しいと感じた場合、
腸内環境を意識した乳酸菌に特化したヨーグルトやサプリメントを併用することもあるけれど、
なかなか症状が改善しない場合は、
乳酸菌と自分の腸内環境の相性が関係しているように思う。
私は過去に医療従事者の方に、乳酸菌と体質にも相性があるとう話を伺ったことがあり、
2、3か月続けて症状に変化が見られない場合は、
異なる乳酸菌を意識して摂ってみるということを繰り返していた。
そして、現在は10か月ほど前から摂取を続けている乳酸菌なのだけれど、
私の体質に合っていると感じられたため、
試しに、その乳酸菌を摂ることを止めてみたのだ。
すると、1週間から10日ほどで腸内環境のバランスが崩れたのか、
花粉症やアトピーの症状を感じる機会が増えてきたため、
現在は、実験を中止し、再び、乳酸菌をせっせと摂取する日々だ。
花粉症やアトピーの辛さは本人にしか分からないものがあると思うのです。
だから、花粉症やアトピーに効くお薬や漢方薬などの力を借りて症状を抑え、
日々を快適に過ごすことができるのであれば、そうした方が良いと思います。
ただ、お薬に頼り続けたくないという場合は、
お薬の力を借りつつ腸内環境を見直すことを始めてみてはいかがでしょうか。
花粉症やアレルギー対策のために意識しはじめた腸内環境整備は、
ヘルスケアやビューティーケア、ダイエットにも繋がり、
一石二鳥以上の効果も得ることができるかと思います。
もちろん、花粉症やアトピーとは無縁だという方にとっても、
腸内環境を整えておくことは良いことづくしですので是非。
あぁ……夜空の話から腸内環境に着地させてしまいましたが、
最後までお付き合いくださった皆さん、いつもありがとうございます☆彡
ありったけの感謝の気持ちを込めまして、今回はお開きでございます。
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