ひと月ほど先になりますが、10月30日は「たまごかけごはんの日」なのですね。
これほどまでに、日々、何かしらの日が制定されているのは日本くらいなのではないでしょうか。
そして、日本くらいと言えば、本日のお話コードにしようと思っております「生卵」。
生卵の美味しさも少しずつ世界に広まりつつあるとはいえ、
まだまだ、「生卵を食べる日本人はクレイジーだ」という声の方が多いように感じます。
湯気がふわーっと立ち上る炊き立てのほかほかご飯の上に、
卵を垂らしたところを想像するだけでワタクシ、垂涎ものでございます。
これが料理といえるのか!?
という外国の方がいらしたのなら、私、ひとこと物申します。
この卵だって、溶き加減、お醤油加減、各々の好みやこだわりがあると思うのです。
皆さんもご自分の最高の「たまごかけごはん」を想像してみてくださいませ。
私は、ご飯の真ん中に卵の黄身だけをぽとりと落として
お醤油を回しかけ、黄身を崩しながら味わうスタイル。
白身?白身は……パートナーの器にするんっとお福分けです。
こういうのは、お福分けとは言いませんね。
ちょっとお行儀もよろしくないので、外では致しませんよ。
そして、案の定、まぁまぁの確率で眉間にシワを寄せられてしまいますし、
時々、お福分け作戦失敗という結末もございます。
突っ込まれどころのある食べ方ですが、これが私の至福の卵(の黄身だけ)かけごはん。
ここまでだって人の数だけ最高の仕上がりがあり、
更にトッピングをするのだとしたら……、楽しみ方無限大です。
これを料理と言わずして何というのでしょうか。
そして、この料理を支えている食材が生卵。
海外では「卵にはサルモネラ菌がたっぷり付着しているから、
食べる時には必ず加熱調理をしてから食べる」というのが常識です。
もちろん、日本の卵にはサルモネラ菌が無いというわけではありません。
日本の場合は、生産者の方々によって
飼育環境や飼育方法、衛生面での管理が徹底されているため
安全に生で食べることができています。
生産者の皆さんに感謝です。
更に、日本の卵の賞味期限は10日前後くらいに設定されているかと思うのですが、
外国の卵は1か月前後とかなり長めなので、
サルモネラ菌意外に、卵の状態も気にしなくてはいけません。
「たまごかけごはん」は、私たちが思う以上に様々な意味で贅沢な一品です。
卵の優しい黄色を口にすれば今日の疲れも、ほろほろ解れます。
あなたが優しい気持ちで過せる夜は、
あなたの周りにいる大切な人も優しい気持ちで過ごせるはず。
今夜の夕食のシメは「たまごかけごはん」なんていかがでしょうか?
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