自分のボディーケアだってしたいけれど、日常と師走に追われてそんな時間ない。
時間ができたと時には体がクタクタでボディーケアの体力が残っていない。
という方も多いのではないでしょうか?
このような時は、普段の生活にほんの少しの手を加えて
自分を労わってみませんか?
今回は普段落としきれない毛穴の奥の汚れまで落としてくれると言われている
「日本酒風呂」を覗いてみませんか?
湯船に入浴剤代わりに日本酒を注いで浸かるだけの簡単ケアなのですが、
美肌になるだけではなく、湯上りの保温効果も高いですし、
寝つきも良くなるため疲労回復の効果もある嬉しいお風呂です。
日本酒風呂と聞くと、
お酒臭いのでは?お酒臭くなるのでは?体がべたべたするのでは?酔っぱらうのでは?
といった心配を抱かれることもあるかと思います。
私は時々、日本酒と天然塩を入れたお風呂に入りますが、
このような事はありませんのでご安心ください。
まずは、どうして「毛穴の奥の汚れ」という点がアピールポイントなのか。
日本酒のお風呂は浸かるだけなのですが洗浄力があるのです。
個人差はありますが、例えば日本酒風呂に家族全員が順番に入ったとします。
入っていただいて構わないのですが、
普段落とせていない汚れまで落ちますので
湯上りのお湯は普段よりも汚れているように感じられるかと思います。
時間が経てば透明だったお湯がグレーがかった乳白色になる場合もあるので、
そのような時には少し驚かれるかもしれませんが、
落としきれていなかった汚れが落ちた証拠だと思ってください。
特別なボディーソープや角質取り専用のスムーザーを使わなくても
毛穴の奥の汚れや不要な角質が自然な形で落ちますので
様々なお肌のトラブルを緩和し、美肌、美白の効果があります。
例えば、メイクののりが悪い、お肌がくすんでいるように感じる、血色が悪い、
シミやソバカが気になる、と感じている時には、おすすめです。
日本酒風呂の良いところは美肌効果だけでなく、
血流が良くなりお風呂上りもポカポカ感が持続する点もポイントです。
体温が上がると血流が良くなり、リンパの流れも良くなりますので、
体内にある老廃物が体の外に出される準備も始まります。
これも、結果的には美肌にも繋がっています。
また、体が芯からしっかり温まるので体が冷えて寝付けないということがありません。
質の良い睡眠は、細胞そのものを元気にさせますので、
美容と健康、疲労回復と嬉しい効果が連鎖していきます。
普段よりも1~2分長くお風呂を楽しむだけでも十分なので、お手軽ではないでしょうか。
|実際に、日本酒風呂はどのようにして入るの?
【日本酒】
使う日本酒は安いもの、残ってしまったもの、香りが飛んでしまったものでOKです。
ただ、甘味料が含まれているような合成酒や醸造アルコールは使うことができません。
成分を見て、お米だけで作られたお酒を使うようにしてください。
【日本酒の使用量は?】
一般的には日本酒5合(0.9リットル)などと言われていますが、
私はコップ1杯ほど、小さな紙パックの180ミリリットルほどで十分だと感じています。
もちろんお好みや効果などで加減していただいてOKです。
【入り方】
ご家庭の浴槽に普段通りお湯を張ります。
湯加減はお好みですが高温すぎますと体に負担がかかりますので、
高くても42度辺りを目安に湯加減を調整しましょう。
日本酒を入れて、よくかき混ぜます。
普段よりも長めに浸かり体をしっかりと内側から温めます。
普段同様に体や髪の毛を洗い、もう一度湯船に浸かって温まるだけ。
慣れてくると汗がしっかりと出るようになり、
汗がしっかりと出るようになるとお肌のツルツル具合も増してきます。
手軽にできるアンチエイジングボディーケアですが、
血流やリンパの巡りも同時にできてしまう所が一石二鳥以上です。
冷めない美肌ボディーで寒い冬も楽しんでまいりましょう。
【注意事項】
皮膚病を発症中の方、心臓疾患、高血圧、ぜんそく、リューマチ、糖尿病などをお持ちの方には刺激が強い場合があります。気になられることがある場合は、日本酒風呂はお控えください。